2020/11/12
サウサンプトンが、コロナ中断明けから好調な理由
今のプレミアリーグにおいて、最も勢いに乗るクラブとして挙げられるのが、ラルフ・ハーゼンヒュットル監督率いるFCサウサンプトンだ。とりわけコロナ危機後からの好調ぶりが一際目立っているところだが、kickerとのインタビューに応じた元ライプツィヒ指揮官が、その理由について明かした。
「今年の春にロックダウンへと入った時に、我々はいまこそ、リスクをかけてサッカーを展開する。まさにその絶好機だという話をしたんだ。すでに順位表では安全圏内にいたし、降格の不安にかられる必要はなかった。だからこそ、今ここで試さなくて、いつ試すんだと考えたんだよ」
そしてその結果、サウサンプトンは「今、思えばオフェンス面において、非常に大きな前進を遂げることができた。本当に正しい判断だったと思うね。今では試合におけるあらゆる部分において、かなりの進歩を目にすることができる。それこそが我々が成功をおさめていける理由になっているんだよ」と胸を張っている。
「我々には非常に落ち着きがみられるようになった。そしてより多くのリスクもかけられるようになった。後方からみせるコンビネーション、相手のおびき寄せ方、そしてゴールまでの結び付け方など、それらは非常に印象的なものだよ」
ただそれでもヨーロリーグに舞台については、「それは大袈裟すぎるだろう」と釘を刺す。「あまりにも争いは過酷なものがあるんだ。エヴァートン、アストン・ビラ、そしてウルヴァーハンプトンは、トップ6に加えて今夏に多くの資金を投じて補強を行ったクラブたちなんだ。トップ10入りは現実的かもしれないがね。ただ時には、現実から離れて考えるのも悪くはないが」
そしてハーゼンヒュットル監督は改めて、サウサンプトンについて「この街でとても居心地よく暮らせているし、ここの人々のことは大好きだ。そしてサッカーの集中できるし、仕事も楽しい。自分のしたいことをさせてもらえる」と述べ、1年前にレスターを相手に0−9と大敗を喫した後も疑問を投げかけ羅れなかった姿勢に「とても大きな信頼を感じたし、今のところはここ以上の仕事は想像できないよ」と語った。