2022/10/14

夏にチーム大刷新のノッティンガム、秋は首脳陣を大刷新へ

©️imago images/PA Images

 プレミアリーグ昇格組ノッティンガム・フォレストが混乱しているのは順位表の上だけではない、合計22人の選手と約1億7000万ユーロで契約したこの夏に続き、現在の秋も引き続き激動の時を過ごしている。「データ・分析採用責任者」として今もクラブ公式に記載されているゲオルギオス・シリアノス氏は、もういない。英国メディアで報じられていたようにチーフスカウトのアンディ・スコット氏とともに退任を余儀なくされたという。アラン・ベクソン氏は既に30年過ごした同クラブを後にし、さらにデイン・マーフィーCEOも失職の危機にあるようだ。こちらはシリアノス氏と近い関係でチーム作りを行ってきた人物でもある。

 英紙アスレティックによるとこの再編成の裏には、オーナーであるエヴァンゲロス・マリナキス氏と最近就任したばかりのフィリッポ・ジラルディSDによる、この夏の移籍に関する徹底的な分析がある模様。確かに競技面でみればここまで9試合でわずか1勝、得失点は7:22で最下位に沈んでいる。一方で多くの新加入選手を活かしきれていないスティーブ・クーパー監督が、解任どころか2024年まで契約を延長。また同紙によればオーナーの息子ミルティアディス・マリナキス氏が、特に夏の移籍においてシリアノス氏と全く異なる考えで、ますます影響力を強めているという。果たしてこれから如何にしてこのギャップを埋めるのか、後任がどのようなアイデアを持ち込むのか。まだまだノッティンガムはピッチ外で世間を騒がせている。

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