2023/08/28

数的不利での逆転劇に感嘆のクロップ監督「仕掛け時を理解していた」

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 サウジマネーとエディー・ハウ監督の就任から、遂にチャンピオンズリーグの舞台のまで飛躍を遂げた、ニューカッスル・ユナイテッド。今回のリーグ戦の相手リヴァプールFCは、過去8年間で1度も勝利したことのない相手だっただけに、今回こそは大いに期するものがあり臨んだことだろう。少なくとも開始30分まではその呪縛を解き放てるような流れとなっており、リヴァプールはフィルジル・ファン・ダイクがファウルで退場、さらにアレクサンダー=アーノルドの致命的ミスで先制点を許してしまう。ただホームの大観衆を背にこの勢いに乗りたかったマグパイズだったのだが、しかしながらこの時間帯で試合を決めてしまうどころか、チャンスを無駄にしてしまい徐々にリヴァプールが盛り返していく展開に。そして残り10分となったところで、ダーウィンが81分とロスタイムにドッペルパック。試合をひっくり返し、ニューカッスルの呪縛は解けるどころか、さらなる深みにハマる格好となっている。

 試合後ユルゲン・クロップ監督は、スカイに対して「これは忘れられないだろうね。これは滅多にありえないことだ」と、長時間にわたる数的不利からの終盤でみせた逆転劇に興奮した様子で、「ニューカッスルの心中も察するよ。逆に我々からみれば70分も数的不利になったことは良いことではないが、ただ10人になってうまくコントロールしていたし、より良いプレーがみられていたと思う。どのスペースで仕掛ければ、相手が攻撃的なプレーをみせられないかをよく理解できていたよ。そして試合が進むにつれチャンスを作り出せていた」と総括。だからこそ最終的にリヴァプールが勝利したことは、むしろ理にかなった結末であり「ダーウィンがみせてくれた、あのワールドクラスのゴール」に感嘆しきった様子。これで3試合で勝ち点7としたレッズは、次節ではアストン・ヴィラと対戦する。(遠藤航は先発出場、58分にエリオットと交代)

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