2023/09/05
サンチョが反論、テン・ハフ監督の発言内容は「間違っている」

©︎IMAGO/Offside Sports Photography
2021年に移籍金8500万ユーロで加入するも、ここまでマンチェスター・ユナイテッドではその高い期待値に応えられていない、ジェイドン・サンチョ。どうやらその状況はこれからも、当分かわる気配はないようだ。1−3で敗れたアーセナル戦ではメンバーから外れていた同選手だが、その理由は怪我などではなかったという。「ジェイドンはパフォーマンスの理由で練習参加が見送られた」と、エリック・テン・ハフ監督は明かした。「マンチェスター・ユナイテッドというクラブにいる以上、常にある一定以上のレベルに達していなくてはならないものだし、前線でオプションもあるのでメンバーから外すことにした」
その結果で指揮官はファクンド・ペリストリ(21歳)、ハンニバル(20歳)、ダニエル・ゴア(18歳)という経験の浅いメンバーを招集しているが、夕方にはサンチョ自身がSNSにて「読んだこと全てを鵜呑みにしないように」と投稿。過去3試合では後半途中からの出場となっている23歳は、「完全に間違ったことが伝えられることは決して容認できない。僕は今週の練習でとても良い行動をみせていたし、この問題の理由は別のところにあると考えているけど敢えてここでは口にしない。ずいぶんと僕はスケープゴートにされてきたが、それは本当にアンフェアなことだと思う!」と苛立ちを募らせている。
昨季テン・ハフ監督はおよそ3ヶ月間の時間を与える形で、オランダにて特別トレーニングを行うようサンチョに指示。当時イングランド代表ウィンガーは「心身ともに問題を抱えていた」と指揮官は説明。なおサンチョは「僕の願いはとにかく、笑顔をもってサッカーをしチームの助けになれること。コーチ陣の決断を100%尊重するし、チームメイトは素晴らしく感謝しているよ。毎週が挑戦であることは理解しているし、このエンブレムをかけて戦い続ける」と意気込みをみせた。かつてドルトムントでブンデス通算104試合に出場し89得点に絡む活躍をみせた同選手だが、プレミアでは通算58試合に出場し9得点6アシストのみ、契約は2026年までながらクラブ、そして代表でも居場所を失っている。