テン・ハフ監督、サンチョについて「一線を越えれば厳しく対応しなくては」

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　代表戦機関を経て再び記者会見の席に臨んだ、マンチェスター・ユナイテッドのエリック・テン・ハフ監督には、さっそく予想通りに厳しい質問が寄せられることとなった。それは開幕からのつまづきではなくむしろピッチ外の問題について。家庭内暴力の疑いがもたれているアントニー、そしてトップチームから外したジェイドン・サンチョに関するものだったが、ただ指揮官はできる限りはぐらかしつつ、ただいくつかのメッセージは残していっている。

　アーセナルとのアウェイ戦でメンバー外となっていたサンチョは、テン・ハフ監督が試合後に練習状態をみて判断したと言葉に反論を展開。間も無くして該当の投稿は削除されたが、　しばらくはチームから離れて個別調整になることがクラブから発表されていた。テン・ハフ監督は「ここでは厳格に線引きがなされている」と強調し、自身が就任した際に「昨シーズンまではカルチャーの部分であまりよくなかったため、クラブ側から明確な基準を設けてもらいたいとのお願いがなされていた。だからそれを私は実行しているのであり、それをきっちりと管理していくことが私の役目である」と言葉を続けた。

　ちなみに英紙アスレティックなどでは、投稿を削除したサンチョではあったものの、謝罪については拒否していたと報じており、これについてはテン・ハフ監督は何も認めるようなこともなかったが、今回が初犯ではないことを暗にほのめかしつつ「スタッフ、選手、誰もが一線を越えたときには厳格に対応していかなくてはならないものだ」と指摘。一方でアントニーについてはＤＶ疑惑を本人が否定。復帰時期については、「全然わからない。彼自身も落ち込んでいるが、大丈夫だ」とテン・ハフ監督は明かしている。