2023/10/12
受難のハリー・マグワイアを救った、デイヴィッド・ベッカムの言葉

2019年夏、レスター・シティからマンチェスター・ユナイテッドに移籍金、約8500万ユーロで移籍し大いに注目を浴びたハリー・マグワイア。だがいまはその勇姿をみれるのは主にイングランド代表という皮肉な状況へと陥っており、今季のマンチェスター・ユナイテッドでの出場はわずか3。メディアやサポーターからは厳しい声が寄せられ、サウスゲート代表監督がそれに苦言を呈すほどまで事態は悪化。さらに挙げ句の果てにはスコットランドとのユーロ予選にてオウンゴールまで決めてしまい、敵地のファンから拍手・喝采を受ける屈辱まで受けている。
だがこの苦しい状況で手を差し伸べてくれたのが、元イングランド代表主将デイヴィッド・ベッカム氏だったとのこと。同氏のドキュメンタリーの中では、アルゼンチン代表戦での退場やその後の大きなバッシング、試練を経て、そこから成功をおさめていくまでの道筋が描かれており、特にその精神力にマグワイアは、深く感銘を受けたという。とりわけベッカムはマグワイアが少年時代にまさに憧れた選手であり、ヒーローの背中は大人となったハリーにも大きな勇気を与えるものとなった。しかも3週間前にはそのベッカム氏からの電話もあり、そこでの激励では、自信を決して失わず逆境を越える力を注入してもらったとのこと。
1998年のフランスワールドカップでアルゼンチン代表戦にて退場処分を受け、その後「どこにいっても毎日のように罵声を浴びせられていた」とNetflixの中で明かしたベッカム氏は、その経験から貴重な教訓を手にすることができたとも番組の中で振り返っており、その苦境から脱したベッカム氏はその後、マンチェスター・ユナイテッドでの三冠達成や、イングランド代表での成功などを積み重ねていくことになる。今回のマグワイアとの電話の中でもその経験は大いに活かされたということなのだろう。
デイヴィッド・ベッカム氏は1998年のフランスワールドカップでの試合で、アルゼンチンに対する反則行為により一時期、英国中から非難と嫌悪の的となりました。ベッカム氏は最近のNetflixのドキュメンタリーで、この困難な時期について語り、”どこへ行っても日々のように罵声を浴びせられた”と振り返りました。現在48歳のベッカム氏は、その経験から多くの貴重な教訓を得ており、マグワイアに対してもその知恵とアドバイスを提供しました。ベッカム氏は当時の苦境から抜け出し、マンチェスター・ユナイテッドとのトレブル獲得やイングランド代表としての成功を経験に繋げており、その同じ経験をぜひマグワイアにも味わってもらいたいとベッカム氏は願っている。