2023/10/20
「氷山の一角」サンドロ・トナーリがミラン戦での賭博行為を認める

©︎IMAGO/Marco Canoniero
違法賭博に関する捜査中に、ギャンブル依存症を認めた、ニューカッスル・ユナイテッドのサンドロ・トナーリ。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると同選手はイタリアサッカー協会に証明書を提出しており、さらにこれから治療を受ける医師も示したという。伝えられるところでは23歳のイタリア代表は、先日に7ヶ月の出場停止処分を受けた(罰金1万2500ユーロ、半年間の治療など)ファジョーリと同様に合意に至ることを目指しているという。ただ300万ユーロまで「増え続けた借金のせいで、私は厳しい脅迫も受けた」というファジョーリとは異なり借金まではないが、イタリアのメディアが報じたように、かつて所属していた2つのクラブ、ミランとブレシア・カルチョの試合に賭けていたため、状況はより深刻でありより長期間の謹慎を受けるかもしれない。
それでもハウ監督は、「彼は2度の練習もこなしているし、出場は可能な状態にある」と、週末のクリスタル・パレス戦での起用について言及しており、その後に控えるボルシア・ドルトムントとのチャンピオンズリーググループリーグ第3節についても指摘し「水面下でいろいろ起こっていることは確かであり、そのうちに決断をくださなくてはならないものだが、我々としてはサッカー面において最善の決定を下さなくてはならないものだ」と強調。「まず最初に思ったのは彼が無事であること。辛い時期だったろうから。長い付き合いとしてみているし、きっとそれはお互いでそうだと思う。サッカー選手も人間。自分たちのように弱い部分もあるものだよ」とその心情を想いやり、そしてそれ以上の発言については避けた。「私の仕事はチームを指揮することにある。だからそれに集中したほうが賢明だと思っているよ」
『コリエレ・デッラ・セーラ』と、この問題に取り組んでいるジャーナリストのシモナ・ロレンツェッティ氏とマッシミリアーノ・ネロッツィ氏によれば「これは氷山の一角」でしかなく、2人から今後さらに多くのことが明らかになってくるともみており、たとえばニコロ・ザニオーロに関してはまだ本人が日てしている状況で、そのほかフェデリコ・ガッティ(ユベントス)、ニコロ・カザーレ(ラツィオ・ローマ)、ニコラ・ザレウスキー、ステファン・エル・シャーラウィ(ともにASローマ)などの名前がすでに浮上中。