2023/10/27

プレミア、28年ぶりにクリスマスイブに試合開催

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 本来12月23日に予定されていたプレミアリーグ、ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズとチェルシーFCの一戦が、放送上の問題によって翌日のクリスマス・イブの午後に開催されることが明らかとなった。これはイングランド・フットボールリーグが木曜に明かしたもので、有料テレビチャンネル「スカイ」でで試合を生中継できない可能性があったという。

 他のヨーロッパのリーグとは異なり、イングランドでは伝統的にクリスマス休暇中に試合が行われ、いわゆるボクシングデーは12月26日に開催されるのだが、ただクリスマスイブでの開催は1995年にリーズ・ユナイテッドとマンチェスター・ユナイテッドが対戦した時以来のこと。ちなみにその時はリーズが3−1でレッドデビルズを下している。

 一方で今回の試合の延期は影響を受けたクラブのサポーターの間で大きな怒りを引き起こしており、木曜日にはチェルシー・サポーターズ・トラストのファンクラブが「全く受け入れられない」と声明を発表。「プレミアリーグがこの件についてファンと協議し、この決定を撤回する」よう正式な要請を、ウルブズ1877トラストとフットボールサポーター協会とともに行う考えを明らかにした。

ポチェッティーノ監督、ファンと妻の不満に理解

 ポチェッティーノ監督は「ファンがこのことに不満を感じていることは理解している。我々もそうだから。23日は私たち夫婦にとっては結婚記念日であり、そして24日はアルゼンチン国民にとって重要な夜なのだ」とコメント。ただ「イギリスはまた状況が異なる」と受け入れなくてはならないものだとも言い聞かせている。「妻をウルブス戦に呼ぶ?説得できるかはわからないね」

 ポチェッティーノ監督としてはそれ以前に、チームの状況改革が求められるだろう。ここまでリーグ戦10位と巨額の投資は実らず不本意な状況が続いており、「ただエンクンクが8、10得点決めていたら違っただろうさ」と昨季ブンデス得点王の負傷離脱を指摘。ただ復帰は着実に迫っており、「順調だ。懸命に取り組んでいるし、おそらく11月の代表戦期間後になるのでは。ただ確実ではないがね」とも付け加えた。

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