2019/01/25

テデスコ監督、先発降格の主将フェアマンの対応を賞賛

提供:kicker.tv

 確かに後半戦では、白星スタートを飾ったFCシャルケ04。だがその1勝だけでは、自動的にクラブへ落ち着きをもたらすほどの意味をもつことはできない。ここのところは人事問題に揺れており、ナウドの売却やフェアマンの先発降格などが相次いだ。
 「まずみなさんに、この決断が決して簡単なものではなかったと理解してもらっていることが重要だ。非常に困難で、喜ばしいものでは決してなく、多くのエネルギーを要するものであったということ。この4週間というのはね」と、ドメニコ・テデスコ監督。「ネガティブな話題も出ていた。規律面の欠如などもね。我々としては、シャルケ04にとってベストだと思われる判断を下していかなくてはならない」と言葉を続けた。
そしてアレクサンダー・ニューベルが先発GKへと昇格し、ラルフ・フェアマンはベンチに座ることとなった。だが先発降格という結果にも、主将は決して公に対して批判的な発言を行ってはいない。「試合前も試合中も、そして試合後も非常に落ち着きをみせ、とてもプロフェッショナルな対応をみせてくれた。素晴らしいものだったと言うしかないほどに」と指揮官は賞賛。
ただその一方でシャルケから朗報を伝えるならば、今冬の新戦力の獲得ということになるのだろうが、現在は秘密裏に動きに出ているマネージャーのクリスチャン・ハイデル氏が、もしかするとまもなくして補強の発表を行うことになるかもしれない。
 「私自身は、既存の戦力に対して100%集中しているところだ。ただ確かにセンターバックという部分では、みなさんと同じ意見をもっているだろう。センターバックでは現在2選手、スタンブリを加えるならば3人という状況なのだ」とテデスコ監督。
 「課題は残っているとは認識している。しかし事を急ぐよりもまず内容だ。いい選手を獲得しないと。それまでは既存の戦力に集中することになるし、このチームはいいチームだ。選手たちには全幅の信頼を寄せているよ。今は少数精鋭だ」との考えを示した。
 そして今の視線の先にあるのは、あくまで「後半戦でいい戦いをみせていくということ。前半戦よりもいい戦いをね。それを我々は繰り返し強調してきたし、全ての人たちが願っていることでもあるよ」
 そこでひとまずは、後半戦初戦を白星で飾ることに成功した。その続きを金曜夜に行われるヘルタ・ベルリン戦にも披露することができるかもしれない。
 

FCシャルケ04 FCシャルケ04の最新ニュース