2023/09/20
2019/03/03
2試合続けての完敗にも、シャルケのテデスコ監督「私は逃げない」
FCシャルケ04のドメニコ・テデスコ監督の頭上に立ち込めている暗雲は、さらに厚みを増すこととなった。前節で1.FSVマインツ05に0−3と敗戦を喫していたシャルケだが、この試合では昇格組フォルトゥナ・デュッセルドルフに0−4と2試合続けて完敗。ファンたちからは即座の退任を求める罵声が浴びせられている。
試合終了後、選手たちは観客席の方向へと歩みを進め、なかでもテデスコ監督の表情からは、覚悟のような色も見て取れた。決してその道のりは心地の良いものではなかったことだろう。しかし指揮官は「今の状況で我々にできる最低限のことだ」とコメント。敗戦について謝罪を述べた。「活力も内容も意欲も、何もないものだったよ」ただ自身の進退問題については、「私は逃げ出すようなタイプではない」との考えを強調している。
おそらく監督問題に対する決断は、月曜までに下されることはないだろう。先日招聘が発表され、この日は観客席から試合を見守っていたヨッヘン・シュナイダー氏がひとまず相談役会へと紹介。火曜日に正式に発表が行われることになっており、監督問題は同氏が管轄するものだ。
なお試合後にはロッカールームへの通路にて、クレメンス・テニース相談役会会長とアレクサンダー・ヨブスト広報担当、そしてテデスコ監督とシュナイダー氏が12分間ほど話し合いを行う姿がみられたが、特に選手たちへのメッセージが伝えられることはなかった。