2019/04/08

シャルケファン、元独代表メツェルダー氏のSD候補浮上に抗議


 昨季にリーグ2位へとV字転換へと導いたマネージャーのクリスチャン・ハイデル氏、そしてドメニコ・テデスコ監督がすでにチームを後にしたFCシャルケ04。来季に向けた首脳陣の再構築として、新たにスポーツディレクターーを設置し、その候補者として元ドイツ代表のクリストフ・メツェルダー氏の名前も浮上しているところだ。
 ちなみにこの流れはブンデスリーガにおいて、昨夏ではレヴァークーゼンがジモン・ロルフェス氏、フライブルクではユリアン・シュスター氏、ヴォルフスブルクではマルセル・シェファー氏らをSDに、さらにドルトムントではセバスチャン・ケール氏を次期SD候補としてプロ選手部門担当にするなど、元主将をSDとして迎え入れる傾向が見られている。
 1995年の14才の時にシャルケの門を叩き、2010年にレアル・マドリードから復帰したメツェルダー氏については、シャルケのユースチームからにミュンスターを経て、シャルケの長年の宿敵ボルシア・ドルトムントにてプレー。そこでの7年間でドイツ代表の主力を担うなど大きな飛躍を遂げており、そのため先日のフランクフルト戦ではファンからが、同氏がSD候補として浮上してきたことへ抗議のバナーが掲げられる事態が発生した。
 ここのところシャルケの中では、成績不振からファンの間で明らかに不満が溜まっている状況にあり、特に6月末日にはクレメンス・テニース相談役会会長の再選をかけた選挙が行われることからも、これ以上の事態の悪化は避けたい考えを抱いているところだろう。またメツェルダー氏は、先日退任したドイツ昨夏連盟ラインハルト・グリンデル元会長の後任候補としても名前が浮上している。
 

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