2020/11/29

大不振のシャルケ、シュナイダーSDは辞任を否定


 今年の1月16日からブンデスリーガでは未勝利が続き、記録を保持するタスマニア・ベルリンを揶揄して一部のファンからは「タスマニア・ハンター」と記されたTシャツも踊るなど、財政のみならず競技面でも極度の危機的状況へと陥っているFCシャルケ04。
 週末に行われたグラードバッハ戦でもその傷の大きさは目についており、負傷離脱者に加えて、アリとベンタレブ、イビセヴィッチがトップチームから外されることに。そのためチーム編成を担当するヨッヘン・シュナイダーSDに対する風当たりも日増しに高まりをみせており、敷地内では至る所で不満を綴った張り紙が踊り、相談役会でも議論の対象となっている。
 とりわけダヴィド・ワグナー監督へ余りに長く固執した同氏は、そのことに対立したミヒャエル・レシュケTDが先日にチームを後にするも、それでもあくまで取締役会からの支持を強調。ただこの1年に渡り続く歴史的な大不振の流れが続けば、遅かれ早かれ終焉の時を迎えることになるだろう。
 だが同氏は国営放送ZDFとのインタビューの中で、改めて辞任について否定しており、「私はこの状況から逃げ出すような男ではない」と闘争心を強調、このいばらの道の中で「課題としっかり向き合い、そしてチーム全体で乗り越えていく」ことを誓った。
 その次の機会は日曜日、今度も強豪バイヤー・レヴァークーゼンとの対戦が、ホームにて開催される。
 

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