2021/02/17
退任確定のシュナイダーSD、イビセヴィッチへの誤りを認める
火曜午後にFCシャルケ04はこの夏をもって、ヨッヘン・シュナイダーSDがクラブを後にすることを発表した。そしてそれからほどなく、同氏はシャルケの会員たちとバーチャル形式で話し合いを行っており、そこでは例えばヴェダド・イビセヴィッチに関する質問にまで及んでいる。「マヌエル・バウム監督と、イビセヴィッチとの間に問題があったんだ。相性が合わなかった」
この日の午後に退任が発表されたプレスリリースにて、シュナイダーSDは「非常に苛立ちを覚える判断ミスがあった」ことを悔やんでいたが、それがまさにイビセヴィッチのことを指しており、「彼を出場させないようにしたことは誤りだった。それを感じたのは、ゴンサロ・パシエンシアが離脱した時だよ」と説明。
ただ在任期間中のほとんどの人事面の決断は、シュナイダー氏が担当しており、そのためそれ以外にも質問は寄せられ、それに対して1つ1つ丁寧な返答を行なっている。例えばブレール・エムボロの売却について、1000万ユーロという金額が安すぎたのでは?との質問には、「あれが市場価格であり、むしろ購入金額の方が高すぎるものだった」とコメント。それは前任者のハイデル氏が行なったもので、クラブ史上最高額となる2200万ユーロだった。
それではジョンジョー・ケニーについてはどうか?だが「できることなら、ここに残留させたかったものの、財政的にそれができる状況にはなかった」と、シュナイダー氏。さらに在任期間23ヶ月でカバク、ラマン、買い戻しオプション行使のテクペテイのみの獲得に終わったことについては、「そもそもどのような選択肢があったのか」が根本的な問題であり、「どういう状況の中で仕事をしていたのか、それを見極めていく必要があると思うよ」との考えを述べている。
その一方で、契約最終年度に延長を結べず、FCアウグスブルクへと向かったダニエル・カリジュリについては?「我々としては、非常に良いオファーを提示し、さらに改善まで行なったのだが、彼はそれで了承できなかった。そしてコロナ危機により、我々としてはオファーを維持できず撤回を余儀なくされたのだよ」と説明。加えてセアド・コラシナツを昨夏の時点で獲得できなかったことについては、「油田でも発見できていればね」と返答した。