2023/01/27

シャルケ大敗も、ライス監督「上月壮一郎は光明」

©️IMAGO/Eibner

 前節のアイントラハト・フランクフルト戦と同様に、FCシャルケ04の敗戦の中で上月壮一郎は結果を残し、RBライプツィヒ戦での”慰め”のゴールはライス監督によって「1つの光明」とも評された。昨夏までブンデス5部相当1.FCデューレンでプレーしていた、ブンデスの舞台でも臆することなくプレーする若手選手にとっては嬉しい言葉だろう。

 だがつい最近までブンデス4部相当のセカンドチームでプレーしていた選手が、テストマッチも含めてトップチームで輝きを解き放っている(2試合連続チーム内最高評価)ということ自体、逆にチームとしては由々しき事態ではないか。実際に主将ダニー・ラッツァは公然とその姿勢、そしてクオリティ面を問う発言を行った。無理もない。前半だけで0−4。オフェンスの哲学など無いに等しく、後半からは「姿勢の面でポジティブ」になっても、うまく機能することもあった、程度なのだ。

 それでも反撃の狼煙をあげた上月壮一郎の一撃で、1−4としたことによりシャルケファンは、それまでブーイングから熱い声援へと切りかえたが、しばらくまた活発な動きをみせたものの再び静けさが戻ることに。最終的にシャルケは1−6と完敗。後半戦の初戦となる次戦では、先週のブレーメン戦で大勝、さらに続くバイエルン戦では痛み分けと、対照的に順調な年明けの戦いを続けるタフな1.FCケルン戦が待ち構えている。

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