2023/01/28
フーブ・ステフェンス氏が、監督業からの引退を宣言

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FCシャルケ04では1997年にUEFA杯、そしてドイツ杯では2001年と2002年で優勝を果たすなど、合計3度に渡り指揮をとり、また2020年12月には5日間のみ在任していたフーブ・ステフェンス氏。だがこれ以上に監督として復帰することは、もうない。
「私は今年で70歳になる。もう監督としてのキャリアは確実に終わったよ。」と、同氏はエクスプレス紙に対してコメント。「実は先日にオランダのクラブから問い合わせを頂いていたんだ。だがもうこれ以上のリスクはおかせない。もう家族やクラブに対して、それに応じられるだけの用意はなかった」と言葉を続けた。
同氏によれば健康面で不安があり、「私の体は明確な警告を発していたのだ。急に胸が痛くなって、病院へと搬送されたのだ。医師の診断によれば心膜炎とのことで、それを私は自分に対してのイエローカードだと思ったよ」と説明。「もっともっと自分のことを大切にしていかなくてはならないとわかった」と述べている。
なお「すでに軽いフィットネストレーニングも再開している」というステフェンス氏は、最近では新たに膝関節を手にしており、「10年前に手術しておけばよかったよ。術後はゴルフ場で18ホールも問題なくプレーできるようになった。これまで常に膝に激痛をかかえていたんだ」とのこと。
ちなみにドイツではシャルケのほかヘルタ、ケルン、ハンブルク、シュトゥットガルト、ホッフェンハイムなどでも指揮をとり、2018年から2021年夏までシャルケの相談役会会員も務めた同氏だが、もうこういった職にも「就くことはないよ」と明言。「どういった事にも意見を求められれば常に応じる。でもそれ以上のことはない」と語った。
ラーションにコペンハーゲンが関心
FCシャルケ04ではジョーダン・ラーションが、今冬にもデンマークに移籍する可能性がでてきた。新年より2試合続けて先発出場するも、大半のチームメイトらと共に制裁を欠いており、ロドリゴ・ザラザルが中足骨の骨折からフルメニューを果たすなど厳しい立場が予想される中で、デンマーク1部FCコペンハーゲンが今季いっぱいまでのレンタルを希望しているという。なおシャルケとの契約は2025年までで、1部2部ともに有効。