2023/02/13
相棒見出した吉田麻也とシャルケ、後半戦3試合でブンデスの記録も

©️IMAGO/Revierfoto
後半戦開始から3試合連続で無失点でのドロー・・・。これをかつてブンデスリーガで経験したのは、今回のFCシャルケ04以外ほかにない。確かに1976/77シーズンにフォルトゥナ・デュッセルドルフがバイエルン・ミュンヘン、アイントラハト・フランクフルト、そしてテーベ・ベルリンと、さらには1.FCケルンが1995/96シーズンにシャルケ、デュッセルドルフ、そしてハンブルガーSVと0−0を演じている。ただ日程調整のためこれらは連続して行われた試合結果ではなく、そのため実質的に3試合連続無失点ドローで後半戦をスタートさせたのは、FCシャルケ04が初めてのことなのだ。
吉田麻也はここまで無失点を継続していることについて、守備の安定性における「ポジティブ」な部分でることを強調しつつ、「僕たちは正しい道を歩んでいる」と胸を張る。事実前回シャルケがこれほどまで無失点に抑えることに成功したのは、2017/18シーズンのことでありその時は5試合連続無失点をマーク。最終的にはリーグ準優勝を果たすことになった。
とりわけ「ほぼ毎試合、パートナーを入れ替えることは容易ではなかった」と語るように、シーズン序盤を率いたクラマー監督時代の10試合では、吉田は開幕戦でカミンスキ、それから3試合はティアウ、その後4試合はファン・デン・ベルク、さらに2試合でグライムルとCBコンビを形成。ライス監督就任後はマトリチャーニがパートナーとなっている。
そのため吉田は今回の3試合連続無失点について、今冬加入のモリッツ・イェンツの存在を立てており、ライス監督が「イェンツはさらに吉田を安定させる存在」と評していたが、吉田も「より安定している」とこれを認める。「彼はまだ年齢的には若いけど、でも経験値がある。そして僕たちのプレーに好影響を与えてくれるプレースタイルをもっている選手なんだ」なおこれから迎える相手は今季好調の1.FCウニオン・ベルリンだ。