2023/03/01
順位、得点、失点でワースト1・2:シャルケ戦でボーフムは守備に変化か

©︎IMAGO/Fussball-News Saarland
確かにVfLボーフムは前節のヴェルダー・ブレーメン戦において、相手にわずか3度の得点チャンスのみを与える安定感をみせていた。とりわけそれはブンデスリーガ最多失点数を誇り、さらに守備陣に多くの離脱選手が出ていることを踏まえても特筆すべきことではあるだろうが、しかしながらさらに特筆すべきはブレーメンがそこで3度いずれもゴールネットを揺らしてしまったということである。この日のバックラインはここぞという場面でドタバタ劇を演じて用意に突破を許す姿を露呈しており、このようにミスが続いてはシステムどうこう以前の問題だ。
そんな中で迎える最下位FCシャルケ04と17位ボーフムとの一戦では、前述の失点数でも共に下位1・2ながら、シャルケの42に対してボーフムは54と突出。また過去12試合の対戦で9試合シャルケが勝利しているなど相性の悪さも目につく。ただ得点数においても下位1・2の両クラブだが、ボーフムの24に対してシャルケは16とこちらも突出した悪さをみせているところだ。そこでこれまで好んで採用してきた3バックから4バックに修正する可能性もあり、さらにレッチュ監督は守備陣に変化を起こすことが見込まれる。
前節のブレーメン戦で欠場していたイヴァン・オルデッツは水曜からフルメニューをこなす見込みで、ここのところミスが目立つケヴェン・シュロッターベックに代わり、対人戦などで強固な印象をみせるエルハン・マソヴィッチとのCBコンビを形成する見込み。また左サイドバックにおいてもダニーロ・ソアレスが、ブレーメン戦では体調不良により欠場を余儀なくされていたが復調を果たしており、ただ右サイドバックではクリスチャン・ガンボアが引き続き離脱にあるため、サイディ・ヤンコが代役を務めることになるだろう。