シャルケのオヌール・チネル監督、Ｕ１７で成功も自ら退団へ

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　２０１２年よりＦＣシャルケ０４に在籍し、Ｕ１６のアシスタントからＵ２３の監督、ＴＤなど、ユース部門において様々な役職を歴任し、昨年ではＵ１７においてドイツ国内制覇も成し遂げていた、オヌール・チネル監督が今季いっぱいをもって退団することが明らかとなった。退団は本人の希望に基づくものであり、当面は今後の運営方法などを統括する立場にとどまるとのこと。

　しかしながら現在ラルフ・ラングニック監督の下、オーストリア代表でＡＣも務める３７歳については、先日にＷＡＺに対してプロチームの監督就任を目指していることが報じられていた。さらに同紙によれば昨年にはブンデス２部のクラブとの交渉も行われていたという。

　トップチームの経験として２年前に、シャルケにおいてＡＣとして数ヶ月間従事していたことがあり、数ヶ月前に行われたキッカーとのインタビューにて、チネル氏は「監督業というものは、安定を求める職業ではなく、幸福感を追い求めていく職業だ」とコメント。まさにシャルケでの安定した職を捨て、今まさに新たな挑戦をするということなのだろう。

　事実すでにベルギーやトルコなどからの就任要請に断りを入れているといわれることからも、その目的はすでに明確に抱かれているのだろう。ただまずは目の前の目的から。連覇を狙った国内選手権では準決勝でビーレフェルトに惜敗したが、またヴェストファーレン杯ではミュンスターとの準決勝が４月に行われる。