ジョゼ・モウリーニョ監督「キャリアで最悪の開幕からのつまづきだ」

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　CFCジェノアでの1-4の惨敗によりリーグ戦6試合で3敗目を喫したＡＳローマは、この6試合で勝ち点5しかあげられずわずか１勝のみ（1/2/3）。降格圏まであと勝ち点2で、2010/11シーズン以来となる開幕からの大きなつまづきは、さらにジョゼ・モウリーニョ監督自身にとって「監督として最悪のシーズンスタート」となってしまった。ちなみそれ以前はチェルシー時代の6試合を終えての勝ち点7。ウニアオ・レイリアでのデビューシーズンでも、6試合を終えてすでに勝ち点9を獲得していたのである。

　イタリアメディアからの反応も総じて厳しい。『コリエレ・デッロ・スポルト』紙は、モウリーニョ監督の成績は「適切ではない」と酷評。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』紙はさらに厳しく、「モウリーニョは崩壊している」とさえ綴っていた。しかしポルトガル人指揮官自身は「私の知る限り、ローマが私より前に2年連続で欧州決勝に進んだことはない」と強調。一昨シーズンはヨーロッパリーグカンファレンスリーグを制し、そして昨シーズンはヨーロッパリーグ決勝でセビージャにＰＫ戦の末に惜敗した。

　ただ同時に敗戦は痛かったと認めるモウリーニョ監督は、「それでも泣いている暇はあまりない。明日から、我々は非常に重要な試合に向けて動いている」と、すでに前を向いているところ。日曜日の夕方には昇格組のフロジノーネ・カルチョ戦が待ち受けている。今後ＡＳローマが取り組むべき課題は、なんといっても守備の安定化であり、昨季はセリエＡ全体で４番目の失点数を誇ったものの、今季はすでに１１失点。イバニェスやスモーリングの負傷もあるが、それを言い訳にすることなく「フロジノーネ戦では絶対に勝たなければならないし、全員がもう少し力を出さなければならない」」と更なる奮起を求めている。