不安定な中東情勢受け、ナポリとフィオレンティーナがスーパーカップ自国開催を提言か

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　イタリアにおけるスーパーカップ（スーペルコッパ・イタリアーナ）は、本来ならば来年１月にサウジアラビアにて開催予定となっていたものの、どうやら現在ではその参加２クラブから拒否反応が示されているようだ。これはイタリアのメディアが報じたものであり、昨季セリエＡ王者ＳＳＣナポリとフィオレンティーナはリーグに対して、自国であるイタリアでの開催を要請したとのこと。

　これはハマスによるイスラエルへの攻撃からなる緊迫した国際情勢と、物流上の困難さが主な理由とされており、ナポリのオーナーを務めるアウレリオ・デ・ラウレンティス氏はＡＮＳＡ通信に多雨して、「これらの地域上空で航空封鎖が行われる可能性がある」ことを明らかにし、「スタディオ・オリンピコではどうだろう。決してボイコットをしようということではなく、ただこのことについて考えてもらいたいんだ」と言葉を続けている。

　なお『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によるとリーグ側はすでに、締結されている契約を考慮した場合に、それは不可能であるとの回答がなされたとのこと。それでも両クラブがその意思を貫き通した場合には罰金が課す、もしくは代わりにＡＣミランとアタランタ・ベルガモを参加させることも検討されているようだ。

　なお同大会はファイナル４形式で行われ、決勝進出をかけたもう１試合ではイタリア杯優勝のインテル・ミラノ、そしてラツィオ・ローマが対戦。ちなみに最近リヤドで行われたミラノダービーでは、インテルがＡＣミランを決勝で３−０で破った。