2023/11/10
ナポリ:CL勝ち抜け、ひさびさのホーム戦勝利もお預け「パフォーマンスは良かったが」

©️IMAGO/Insidefoto
ウニオン・ベルリン戦でSSCナポリは、チャンピオンズリーグ決勝トーナメント進出確定を果たすことはできなかった。数週間前には今夏より就任したばかりのルディ・ガルシア監督は進退問題に揺れていたものの、それからセリエA3試合で2勝をマーク、特に圧巻だったのはACミラン戦にて0−2から追いついてみせた試合展開だろう。今回も幸先よく先制点を奪ったが、ウニオンのフォファナの同点ゴールで痛み分けに終わっている。
特にナポリにとっては前述の決勝トーナメント進出のみならず、9月末以来となるホーム戦での勝利がまたもやお預けとなった格好ではあるものの、それでも今回ファンたちからはリンドストロムの交代の際に若干のブーイングがある程度で、試合後は指揮官は改めて選手たちがこの日にみせたパフォーマンスへの満足感を口にしている。「絶対に勝利に値していた。良いプレーだった」
しかしながらそれと同時に「本来は2点目を決めるべきだったよ。でもあの失点で台無しとなった。特にあのゴールは防ぐべきで、それはこの試合の唯一のマイナスポイント。コーナーの立ち上がりが早すぎたが、次回の課題となるよ」とも述べており、日曜日に控えるエンポリとのリーグ戦に向けて「勝ってセリエAで順位を上げなければならない」と意気込みをみせた。
ウニオン戦で爆音、アウェイファンに投げつける
一方で今回のナポリでの試合は開始前から警察とウニオンのサポーターとの間で衝突があり、試合中は爆竹による大きな爆発音が数回あり、意図的に9発の爆竹と1発の発煙筒がアウェイファンに向かって投げつけられていたという。夜には犯人は特定され逮捕された。「何発かは身もすくむほどの爆音だった」とコメント。これは音量もさる事ながら煙も含めて健康被害も懸念される問題だ。