2022/09/12

シュトゥットガルト:3人のレジェンドが運営参画、そこに潜むリスクとは

©️IMAGO/Lackovic

 シュトゥットガルトのポルシェ・アレナに足を運んだVfBシュトゥットガルトのメンバーの数は500人弱。決してその期待値は高くなかったことが窺い知れる所だが、しかしながら実際に発表された内容はサプライズだった。フィリップ・ラーム、サミ・ケディラ、そしてクリスチャン・ゲントナーの3人が、これからクラブ運営に参画することが発表されたのである。かつての成功の時代、不安の時代、そして忘れられた時代。3つの時代のそれぞれの顔であり、高い実績と評判を誇る元シュトゥットガルトの選手達には、これから競技面における専門知識、そして外部への影響という両面での効果が期待されているところ。

 前向きな雰囲気が非常に漂う一方で、果たしてこれから大規模な変革へとつながることになるかについては定かではない。いずれにしても新たに代表取締役へと就任したヴェーレ氏は、改めて明確な意思をもって物事を形にしていきたいとの考えを強調しており、その点において往年の名選手達の帰還は、とりわけサポーターたちには好意的に受け入れられることだろう。同時にこのことがスウェン・ミスリンタトSDの進退問題を提起することも理にかなったものだ。無論クラブ首脳陣はそういった事態と巻き込みたくはなく、またミスリンタト氏も熱い人望をもつ人物ではある。

 ただそれでも自身の活動範囲を狭めかねない今回の判断について、ミスリンタトSDの胸中はいかに・・・。少なくともSNS上ではラーム、ケディラ、ゲントナーの参画を歓迎しており、これからの共同作業を心待ちにしてはいるようだ。だがクラブとの契約はまだ最終年度に入ったままであり、その更新のためにはまだこれから話し合いを行なっていかなくてはならないところ。そこでの展開次第ではブンデス2部からここまで続いてきた、競技部門の方向性が変化するリスクもある。果たして心理戦がどう働くことになるのか・・・。

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