2022/09/13

シュトゥットガルト:レジェンド3人の参画を発表。その役割とミスリンタトSDの胸中は?

©️IMAGO/Sportfoto Rudel

 前日に発表されていたフィリップ・ラーム氏、サミ・ケディラ氏、そしてクリスチャン・ゲントナー氏がこれから、VfBシュトゥットガルトのクラブ運営に参画することが月曜日に正式に発表された。クラウス・フォクト会長はこれを「競技面における専門知識の拡大」と表現しており、つまりはその白羽の矢が「ドイツサッカー界における人材」である3人に立ったということ。そしてこの3人は3者3様のパーソナリティを持っているということである。

 例えば2014年ドイツ代表主将としてW杯を制し長年バイエルンで活躍したラーム氏は、引退後はケア用品や食品などの分野で起業・投資を行う一方、ユーロ2024の大会ディレクターとしての顔ももつ。同じくW杯優勝メンバーで海外のビッグクラブでプレーしてきたケディラ氏は、現在はUEFAマネジメントを学んでいるところであり、シュトゥットガルトの元主将ゲントナー氏はドイツサッカー連盟/ドイツサッカーリーグ機構のスポーツディレクターコースを修了している。

 ただその一方でこのプランにスウェン・ミスリンタトSDがどれほどまで関与していたのかは、その質問が寄せられるもフォクト氏がかわしたところからも定かではない。ただメディアルームで直接この話を聞いていることから「悪く思っているならここにはいない」とヴェーレ氏は返答。確かにミスリンタト氏はインスタグラムにて、元ドイツ代表のヒツルスペルガー元代表取締役が去ったことで「トッププレーヤーとしての視点が欠けていた。我々の議論を豊かなものにしてくれるだろう」とも指摘しており、ヴェーレ氏は「落ち着くように」求めている。

 特にラーム氏とケディラ氏はクラブにおいていかなる決定権も持たず、取締役会や会長の諮問的な役割を果たすのみとのこと。あくまでクラブに外部の視点を取り入れることを目的としており、また新設される有資格部門担当へと就任するゲントナー氏を含め、今回加わる3人の専門家たちのサラリーは、「スポーツディレクター1人分には到底及ぶものではない」ことも明かされた。ただそれでもミスリンタトSDとの契約が最終年度に入っている事実には変わりなく、契約延長をはたせるかどうかについても疑問符のつくところ。「もちろんお互い、相手がそう簡単ではないことは知っているさ」と、ヴェーレ氏は笑顔をみせている。

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