2022/10/11

シュトゥットガルト:マタラッツォ監督解任は理解できるが、しかし・・・

©️IMAGO/Sportfoto Rudel

 数字は決して、嘘をつかない。リーグで2番目に少ない得点数、17位への転落、今シーズンいまだ勝利なし。2022年に入ってからみても、これまでわずか3勝など、ぞっとするような数字が並ぶ。ペジェグリーノ・マタラッツォ監督下でみられてきたこの傾向は、明らかに非常に不安をかんじさせるものではあった。

 だが1.FCウニオン・ベルリン戦では、現在首位に立つチームを相手に、”マタラッツォ”監督のチームは戦う姿勢を見せた。ただ試合展開はシュトゥットガルトには不都合な流れとなってしまったということ。これでマタラッツォ監督が解任となるのは、少し奇妙に思えるほどに。もちろんビジネスにおけるメカニズムは理解できる。だがこれから最下位ボーフムとの下位決戦、わずか5日前に敢えてこの関係を終わらせる、主要選手離脱というなかでもどうにかやりくりしてきた指揮官と別れることに、どれほどの意味があっただろうか。

 これは仮の話ではあるが、シュトゥットガルトはどうやらこの不安定なチームを十分に、事前準備ができるような後継者をまだ見出せていない模様。そのためクラブにはこの決戦に向け、むしろ慌ただしさが感じられて仕方がないのである。特にウニオン戦でみせていたパフォーマンスは、まだマタラッツォ監督の手腕が行き届いているようにも見受けられただけに。そのためミスリンタトSDとヴェーレ代表は、いかに早く後任を招聘できるかにも注意しなくてはならないだろう。むろんその監督の資質が何より重要ではあるのだが。

 監督が変わったところで、シュトゥットガルトが抱える大きな問題である、この「チーム」そのものは何も変わらない。チームのバランスが明らかに悪いように見えるのだ。中盤に目を向けてみると、そこに特別な瞬間を創造できるクリエイティブなプレーヤーは?中央での司令塔は?よく口に出されることだがシュトゥットガルトもまた、財政難のためにサシャ・カライジッチやオレル・マンガラといった選手の売却を強いられた。だがそれは決して言い訳にすべきではない。ブンデスリーガにおいては、その3分の2のクラブは、そういった苦労を強いられながらやりくりをしてきているのだから。

VfBシュツットガルト VfBシュツットガルトの最新ニュース