2022/11/30

遠藤・伊藤所属のシュトゥットガルト、敏腕ミスリンタトSDも退団

©️IMAGO/Sven Simon

 既報通りVfBシュトゥットガルトは、スウェン・ミスリンタトSDが退団することを正式に発表した。「これは取締役会とスウェン・ミスリンタト氏、そして相談役会との間で数日にわたり、行われた話し合いの結果で出された結論です」と、クラブ側は「双方合意の上」で契約解消となったことを明らかにしている。kickerが得た情報によればシュトゥットガルト側は、今夏まで契約を残していた同氏へ2年間の延長をオファーしていたものの、それまでの契約にあった競技部門における最終決定権が削除されていたことはミスリンタト氏にとっては論外だったようだ。 

 退団にあたってミスリンタト氏は、「シュトゥットガルトで引き続き職務を継続していくため、お互いで共通項を最後まで見出せなかった」と説明。「シュトゥットガルトは私にとってここ数年、非常に大切な存在となっており、この素晴らしいクラブの更なる発展のため引き続き貢献していきたいと思っていたので、今回の結果は非常に残念に思っている」と語った。「シュトゥットガルトで過ごした時間は、決して忘れることのできないものだ。昇格や昨シーズンの土壇場での残留劇など、これら感動的なハイライトは決して忘れることのないもの。今後もこの素晴らしいチームとファンの皆さんへ多幸を願って止みません」

 2019年にトーマス・ヒツルスペルガー代表が、かつてドルトムントやアーセナルといった強豪クラブで職務を果たしてきた敏腕SDを、シーズンの終盤に招聘したことはその直後の2部降格も含めて、大いに驚きを与えるものであった。だがそれからミスリンタトSDは最終的に3年指揮をとることになるペジェグリーノ・マタラッツォ監督の下、2部昇格を果たしたのみならずここまでブンデスリーガ残留を果たすことに成功。ただ確かに最近ではチームの実力や予算、移籍などを踏まえると批判の声も少なくなく、また前述のマタラッツォ監督退任以降の後任監督人事もこれまで難航をみせているところ。

 そんな中でヒツルスペルガー氏の後任として就任したアレクサンダー・ヴェーレ代表が、ミスリンタトSDに無断でクリスチャン・ゲントナー、サミ・ケディラ、フィリップ・ラームといったメンバーの意見を取り入れる環境を構築したことは、最終的に両者とも和解には努めていたとはいえ、それでもミスリンタトSDの退団路線は日増しに高まりを見せ続けた。最近ではその後任候補として、ブンデス2部ハノーファー96のマーカス・マンSDや、グロイター・フュルトのラシド・アズージSDらが既に浮上。後任監督もかつてシュトゥットガルトで岡崎慎司、酒井高徳らを指導したブルーノ・ラバディア監督が取り沙汰されており、クラブ側は「12月12日の練習開始までに、必要な人事を決定して強力なチームと共にシーズン後半を迎える」ことをファンに誓った。

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