2023/01/28

シュトゥットガルト移籍から僅か1試合、カライジッチがウルブス退団の危機

©️IMAGO/NurPhoto

 昨年の夏の移籍市場では長きに渡る交渉の末、VfBシュトゥットガルトを後にし最終的にはプレミアリーグからの高額なオファーを受け入れる判断を下していた、サシャ・カライジッチ。だがそのウォルバーハンプトン・ワンダラーズでのデビュー戦となったサウサンプトン戦にて膝の靭帯を断裂、ホームの観客が見守る中でそのままピッチをあとにしていた。そしてこれがウルブスファンが目にする、最後のカライジッチの姿となるかもしれない。

 プレミアリーグで残留争いを展開するウルブスでは、今冬にマテウス・クーニャ、マリオ・レミーナ、パブロ・サラビア、クレイグ・ドーソン、ダニエル・ベントレーら、すでに5選手を今冬の移籍市場だけで獲得。これにより登録可能な外国人枠17人を1人超える18人となっており、オーストリア代表で大きな期待がかかる大型FWが、同じく膝の十字靭帯を断裂しているチキーニョとともに、残留が大いに疑問視されているところ。

 そもそもシュトゥットガルト加入前にも膝を負傷していた経験をもつカライジッチは、それでも翌年2020/21シーズンにはブンデスリーガ33試合に出場して16得点をマーク、昇格組の残留を支える活躍で一役注目を浴びて、翌年には15試合に出場して6得点をマークしていたとはいえ、2ヶ月早く断裂していたチキーニョの方が早期の復帰が見込めることから、9月の手術時に9ヶ月の離脱見込みが明かされたカライジッチの方が立場的には分が悪い。

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