2023/01/29

シュトゥットガルトの選択は原口元気か、それともギル・ディアスか

©️IMAGO/GlobalImagens

 この夏に1年間の期限付きにてオーストリア1部、SCRアルタッハにレンタル移籍していたアレクシス・ティビディが、その活躍により今冬にフランス1部ESトロワへの移籍に成功。その結果シュトゥットガルトはレンタル解消の和解金を差し引いて得た、およそ170万ユーロほどの資金を元手にしてテクニック面に優れた、攻撃的な選手の獲得を模索していきたいところ。

 新年より就任したファビアン・ヴォールゲムートSDは最初の1ヶ月振り返り、「ラストパスを供給できる選手が少ない」との見方を示しており、すでに候補者は数名ほどピックアップ。そのうちの1人が1.FCウニオン・ベルリンの原口元気であり、実際にシュトゥットガルトが金曜夜にライプツィヒ相手に惜敗を喫した後、「彼は一考の価値ある選手だ。少なくとも興味深い選手の一人だよ」とその関心を認める発言を行なっていた。

 確かにこの夏で契約満了を迎える、ブンデスリーガでの経験豊富な日本人選手を迎えるには、およそ100万ユーロをほどを投じることになるだろう。ただそれでもシュトゥットガルト側はより安価な解決策、つまりはレンタルでの補強を希望しているようで、その候補としてあがっているのがポルトガル1部ベンフィカ・リスボンに所属するギル・バスティオン・ディアスだ。

 これまでイタリア、イギリス、ギリシャ、スペインと渡り歩き、ドイツ移籍となれば初挑戦となる、同選手の原口と比較しての強みとしては、前述のレンタルという選択肢や26才という年齢に加え、攻撃的なポジションのみならず、左サイドであれば前後でもプレー可能という柔軟性についてもあげることができるだろう。

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