”静”の遠藤航、”動”の原口元気。シュトゥットガルトの中盤支える日本人コンビ

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　今年の１月にブンデスリーガで首位を争う１.ＦＣウニオン・ベルリンから、ブンデスリーガで残留争いを強いられているＶｆＢシュトゥットガルトへと移籍した、原口元気。先日に発行されたクラブマガジンにて同選手は、日本代表でも親交のあった遠藤航が、その移籍の決断で重要な役割を担ったことを明かし「互いに助け合っていける」との考えをしめしていたが、どうやらそれは既にピッチの内外で見てとれているようだ。

　ドイツの大衆紙ビルトによれば既にチームの主力となっている原口元気は、練習でも常に全力投球でチームメイトらも追い込んでいく存在となっており、「”静”の遠藤航と対局」にあると指摘。練習の合間では幾度となく指示出ししたり、また談笑する姿なども頻繁に見受けられ、ドイツ語にも問題のないことからも早くも「ラバディア監督の片腕役」にさえなっているという。

　プレー面に関してはヴォールゲムートＳＤは「元気は中盤をより安定させてくれており、我々のプレーに安心感と新たな選択肢、柔軟性を与えてくれている」と評価。さらにビルト紙の情報では移籍当初の数日間から、原口は自ら率先して、新しい同僚らに有力選手、若手など分け隔てなく声をかけ対話をもとめており、それがチーム内では好評を博しているという。

　なおシュトゥットガルトは前節にようやく、ラバディア監督就任以来はじめての勝利をマーク。順位を１４位に浮上させることに成功しており、週末には最下位に沈む吉田麻也、上月壮一郎所属のＦＣシャルケ０４との重要な一戦が待ち構えているところ。とりわけその次がバイエルンであることからも、シュトゥットガルトとしては是が非でも勝利を収めておきたいところだ。