2023/02/28

ヴォルフスブルク:ファン・デ・フェン移籍に備え、伊藤洋輝に関心

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 1.FCケルン戦での2−0での勝利では、大腿に打撲を受けながらも懸命なプレーで、VfLヴォルフスブルクの勝利を支えた、ミッキー・ファン・デ・フェーン。治療を受けた後に最後までプレーし続け、今シーズンのフル出場はこの試合でも途切れることはなかった。

 比較的不安定な守備陣において奮闘をみせる21歳については、様々なトップクラブからの関心も寄せられているところであり、若く、CBでも左SBでもプレー可能なブンデス最速のCB(時速35.87)は、オランダ代表としてワールドカップの予備メンバーにも名を連ねているところ。 

 そのためクラブ首脳陣としては移籍に備えた準備も求められているようで、kickerが得た情報ではだいぶ前から市場を模索。その候補の1人となっているのがVfBシュトゥットガルトの伊藤洋輝である。2021年にジュビロ磐田からドイツに渡ってきた23歳は今季20試合の出場のうち19試合で先発出場。ファン・デ・フェーンと同様に左利きで、今冬のワールドカップには日本代表として出場も果たした。

 ただ悪までヴォルフスブルクの第一希望としてはファン・デ・フェーン残留にあり、その場合は伊藤の獲得には動くことはないだろう。2025年まで契約を残す同選手の移籍金額はバックアップとしては、ヴォルフスブルクにとってあまりに高額なものであり、むしろその場合はブンデス2部ハイデンハイムにレンタル中のシアスレーベンに白羽の矢を立てることも可能だ。

 しかしながらそもそも2021年に移籍金350万ユーロで獲得した若手選手を好条件でステップアップに応じるということはヴォルフスブルクの哲学に見合ったものであり、また以前にも同様の流れで飛躍をみせたマクサンス・ラクロワが、RBライプツィヒへの移籍に迫ったものの慰留に務め、逆に契約更新。しかしながらその後のパッとせず、ファン・デ・フェーンに活躍の場を譲ったという背景もある。

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