2023/03/06

ブンデス史上最大の大混戦!最下位シャルケ勝利で勝ち点1差に5クラブ!

©︎IMAGO/Sven Simon

 ブンデスリーガ残留を巡る争いは、前例にないほどの激しさをみせている。第23節を消化した時点で下位5クラブが僅か、勝ち点1差にひしめき合っているというのは、およそ60年の歴史のなかでも初めてのことなのだ。今節でボーフムとの下位決戦を制したFCシャルケ04は遂に最下位を脱出したばかりか、安全圏内となるVfBシュトゥットガルトと勝ち点差で全く同じ19を確保。ただそれは最下位に転落したボーフムについてもいえることであり、14位ヘルタ・ベルリンは勝ち点20でかろうじて抜けている状況にある(入れ替え戦となる16位はホッフェンハイム)。

 ちなみに1987/89シーズンでは第19節の時点で、下位4クラブ(ドルトムント、ユルディンゲン、ホンブルク、シャルケ)が並んでいたことがある。最終的にはユルディンゲンが11位、ドルトムントが13位で残留となったが、ホンブルクが17位で、そして今回も絡んでいるシャルケはこの時は最下位で2部降格を喫している。だが今のシャルケの勢いはむしろ逆向きだ。前節ではシュトゥットガルトとの直接対決も制しており、後半戦ではここまで無敗。これはドルトムントとシャルケだけがここまで達成しているもので、加えて失点は6試合でわずか1という安定感をみせているのだ。果たしてその両者によるドイツで最も熱いダービー、土曜に控える『レヴィアダービー』の結果はどうなるか。

ドレクスラー、ドルトムント戦も欠場

 ただしこの試合でもドミニク・ドレクスラーは出場することはできない。トーマス・ライス監督によればボーフム戦に向けた準備の中で、同選手は「筋肉系の負傷を抱えてしまった」とのことで、今月おわりに控える代表戦期間前での出場にも疑問符がつくという。そのためFCアウグスブルクとの下位対決でも微妙な状況となってしまった。

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