2023/03/15
シュトゥットガルト:伊藤洋輝ら主力DF3人中、2人まで夏に売却か

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VfBシュトゥットガルトでは1000日に及ぶ長期政権の末にペジェグリーノ・マタラッツォ監督が退任、ミスリンタトSDからヴォールゲムートSDへと代わり、そしてブルーノ・ラバディア監督復帰という交代劇が敢行されることになったのだが、就任間もないそのヴォールゲムートSDはもう1つの大きな課題にも直面していた。主力ディフェンダーのうちコンスタンティノス・マヴロパノス(アトレティコ)、ボルナ・ソーサ(レヴァークーゼン)、そして伊藤洋輝(ヴォルフスブルク)へ具体的なオファーが提示されていたと言われている。
なおスカイが報じた情報によればヴォルフスブルクから提示された金額は、契約を半年で満了するジョシュア・ギラボギとの交換トレードによって、さらに800万ユーロを支払うというものだったようだが、しかしながら残留争いを生き抜くためにヴォールゲムートSDは「拒否権を発動させた」とのこと。ただそれと同時に「3人のディフェンダーの売却話はすぐにテーマとなる」可能性も併せて指摘しており、スカイによれば全員ではなく「3人のうち最大2人が売却されることになる」という。
ザガドゥ大事に至らず、ソーサは個別調整
その一方で火曜日の練習ではマヴロパノスからダン=アクセル・ザガドゥが左足に打撲を受けていたが、ただこちらはその後に練習復帰を果たしており、週末の出場にはおそらく問題はないものとみられる。ただフランクフルト戦ではマヴロパノスと伊藤洋輝が良いコンビを見せており、フランクフルトに与えた得点チャンスは1回程度。
マヴロパノスはフィジカル面で、伊藤は安定感でここのところ好印象を続けており、ラバディア監督を賞賛。右のアントンも含め、敢えてこの布陣を入れ替えることは考えにくいが、ソーサが個別調整であったことを踏まえると左SBのオプションでもある伊藤を考えれば、ザガドゥが大事に至らなかったことは朗報であることに変わり無い。