2023/03/22
ウニオンのレイテが初招集、負傷のオニシウォは逆サプライズ招集、ギラシは条件付きで対応

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今冬に開催されたカタール・ワールドカップでは予備メンバーには入ってはいたものの、最終的には参加できなかったディオゴ・レイテ。だが今季好調の1.FCウニオン・ベルリンに所属する24歳は、年明け最初の代表戦期間にてロベルト・マルティネス新代表監督から召集を受けた。リヒテンシュイン戦、もしくはルクセンブルク戦にてデビューを果たす可能性がある。
確かにこれまでポルトガル代表としては様々なユース代表でプレーしてきたディフェンダーであり、前述のように予備メンバーにも登録されてはいたものの、それでもここのところ調子を落としていたことを踏まえればサプライズ人事であり、同選手としてはむしろこれを契機にして上昇カーブを描くきっかけにしたいところ。特にフランクフルト戦では、クリストファー・トリメル不在(体調不良)の中でEL敗退も払拭する勝利をおさめているだけに、代表戦明けでの奮起が楽しみだ。
マインツでは、オニシウォが”逆”サプライズ選出
その一方で1.FSVマインツ05では逆に、あまり嬉しくない代表招集も。膝の問題によりここのところは制限された出場機会となっているカリム・オニシウォが、オーストリア代表から別の意味でサプライズ選出。日曜日には選手自身が「万全にはまだ程遠い」と述べており、「とにかく冷やしてケアしないといけない」とのこと。「参加する以上は意義あるものにしたいし、僕自身もプレーはしたい」とも述べているが、スウェンソン監督は「当然、100%のところまでいかないと」と条件を提示。それが代表戦期間中に訪れる可能性もあるが、やはりその後のリーグ戦に向けた可能性の方が高いだろう。
シュトゥットガルト、条件付きでギラシ派遣に応じる
なおシュトゥットガルトでは交渉の末に、セール・ギラシのギニア代表派遣は応じるものの出場機会なしという判断が下されている。第19節のブレーメン戦にて負傷を抱えたストライカーは、これからチーム練習復帰というところでの派遣となったが、ヴォールゲムートSDは「リハビリは肉体的部分だけにとどまるものではない」と説明。細かなリハビリプランを手に、代表参加によるメンタル面での回復を果たして、代表戦期間後にはよりよい状態でのカムバック劇を果たしてもらいたいと考えているところ。
ケルン、シンドラーが追加招集
カタールワールドカップでは涙を呑んだケルンのキングスレイ・シンドラーだが、クリス・ヒュートン新監督はガーナ人の両親をもつハンブルク生まれのウィンガーを追加指名。「夢が実現した。両親の国、アフリカの祖国のためにプレーできることを本当ん誇らしく思う。これから楽しみだ」と29歳はデビュー戦出場に向けて意気込みをみせた。「チームからはとても暖かく迎えてもらったし、この2試合に向けて気合が入っているよ」