2023/04/30

フランクフルト:コロ・ムアニが負傷。クレーシェSDはチェルシー移籍報道を否定

©︎IMAGO/Eibner

 土曜午後に行われたブンデスリーガ第30節、FCアウグスブルクvsアイントラハト・フランクフルト戦では、いずれのクラブも浮かない表情のまま試合後ピッチを後にすることとなった。残留争いの真っ只中にあるアウグスブルク側にとっては、下位(シャルケとシュトゥットガルト)が勝ち点を積み上げる中でドロー、一方のフランクフルトにとっては欧州リーグ出場圏内からさらに遠ざかる9連続未勝利で、もはや希望はドイツ杯優勝という状況へとなりつつある。

 そのVfBシュトゥットガルトとの準決勝にむけて、フランクフルトではこの試合でもう1つの不安材料を加えることになってしまった。ランダル・コロ・ムアニが内転勤の問題により負傷交代を余儀なくされており、チームを牽引するトップストライカーの状況について「水曜日までに間に合うか心配だ」と、オリヴァー・グラスナー監督はコメント。一方のアウグスブルクでもユリアン・バウムガルトリンガーが、一昨年に十字靭帯を断裂した同じ左膝を捻って負傷交代。長期離脱が危惧されている。

 またアイントラハト・フランクフルトでは欧州リーグ出場権とともにコロ・ムアニなど選手らの動向にも注目が集まるところだが、それと同時にマルクス・クレーシェSDについても、チェルシーFCが獲得を模索しているとドイツの大衆氏ビルトが報道。だがスカイに対して同氏は、「とくに接触などはなかったよ」と強調しており、この夏の移籍がないと言い切れるか?との問いには「言い切れるね」と断言した。

シュトゥットガルトでもギラシ負傷、ドイツ杯準決勝に間に合うか?

  VfBシュトゥットガルトでは現在、セール・ギラシの早期回復を願っているところ。週末に行われたボルシア・メンヒェングラードバッハ戦にて同選手は、相手選手シュティンドルの手によって目の上に裂傷を負っており、そこが腫れ上がった結果「視界が悪くなってしまった」という。それにより交代を余儀なくされ、「うちにとってもっとも決定力のある選手」の復調を願った。

 とりわけシュトゥットガルトでは短期政権に終わったラバディア前監督時代に、ギラシが8週間にわたって離脱していたという背景もあり、その結果で緊急事態へと陥ることに。「彼が長期離脱するということの意味をその時に重知らされている」と、ヴォールゲムートSDもその存在の大きさを強調する。しかもシュトゥットガルトではコンスタンティノス・マヴロパノスが同様の腫れで2週間の離脱となった経験もあり、来週なかばにフランクフルト戦までに間に合うか危惧されるところだ。

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