2023/07/16
シュトゥットガルト、バイエルンのニューベルとティルマンと移籍交渉

©︎IMAGO/Sven Simon
VfBシュトゥットガルトは補強を模索するため、その視線を王者バイエルン・ミュンヘンへと向けている。そのうちの1人はアレクサンダー・ニューベルであり、昨季までASモナコにレンタル移籍していた元シャルケ主将もバイエルン帰還に否定的だ。そんな両者が先日に話し合いを行い好感触を得てはいるものの、それはすなわち獲得構図にはなかなかならない。
ヴォールゲムートSDが明かしたように、「財政的に枠組み」に合致したものである必要性、そしておそらく数年でブンデスの舞台に立っているであろう、17歳の逸材デニス・ザイメンの「発展にむけた障害をもうけたくはない」という事情から、シュトゥットガルト側はあくまでレンタルでの獲得を目指す一方で、バイエルン側は売却を目指しているところであり、リーズ・ユナイテッドも元ユース代表GKに関心を示しているところ。ただこちらについては、英国2部でのプレーを望まなかったニューベルが断りを入れているが、いずれにしてもバイエルンとのクラブ間交渉が不調に終わり、シュトゥットガルト入りの可能性はますます閉ざされているといえるだろう。
もう1人シュトゥットガルトがバイエルンに目を向けている選手は、同じく昨季はスコットランド1部グラスゴー・レンジャーズにレンタル移籍していた、マリク・ティルマンだ。先日にフライブルクから獲得したチョン・ウヨンと同様、バイエルンII時代にへーネス監督が指導した懇意の仲である21歳の攻撃的MFと交渉にあたっており、そのレンタル先でスコットランドリーグ年間最優秀選手に選出される活躍を披露。ドイツ国内外からの関心を集めているところで、また現時点で35人を要するシュトゥットガルトとしてはまずはチーム縮小化が獲得への第一歩ということになる。
ディアス、ファギル、ベヤズは新天地模索
またシュトゥットガルトでは新シーズンにむけてチームの縮小化をはかっているところであり、中でもギル・ディアス(26)、ワヒド・ファギル(19)、エメル・ベヤズ(19)については可能ならばレンタルにて、新天地を模索していきたいところ。すでに3選手ともに。ノイキルヒェン・アム・グロースベネディガーでの合宿には参加せず、シュトゥットガルトで個人練習を行っている。
フアン・ペレアはカールスルーエ移籍間近に
例えば昨年にギリシャのPASイオアニナからおよそ250万ユーロで獲得していた、フアン・ペレアに関してはここまで居場所を見いだすことはできておらず、ブンデス2部のカールスルーアーSCからの関心が寄せられているところ。そして23歳のコロンビア人選手の前向きで、どうやら移籍成立に近づいているようだ。