2023/07/24
バイエルン、アレクサンダー・ニューベルをシュトゥットガルトにレンタルへ

©︎IMAGO/Sven Simon
シュツットガルトとFCバイエルンは、アレクサンダー・ニューベルのレンタル移籍で合意に達した。二転三転するなど雲行きの怪しかったクラブ間交渉では、リーズユナイテッドが高額オファーでプレッシャーをかけ、一時は頓挫の恐れさえあったものの、売却を望んだバイエルンの思惑とは対照的にニューベル本人は英国2部への移籍には乗り気ではなく、最終的には買取オプションなしで、シュトゥットガルトに約80万ユーロのレンタル料で加入する。
マヌエル・ノイアーの後釜として2020年には主将も務めていたシャルケを退団し加入していた元ドイツユース代表GKだが、出場機会をもとめ2021年より2年間ASモナコにレンタル移籍。そこで先発GKとしてのプレーを続け、そして今季からドイツに戻りシュトゥットガルトのゴール前に立つ。一方で昨季にフロリアン・ミュラーとの争いを制して先発の座を掴み契約を延長した、ファビアン・ブレッドロウにとっては苦難のときだ。現在は臀部の筋肉負傷から回復中の28歳は、このままチームに残りバックアップを担うことになるだろう。
そして数年後にはブンデスの舞台へと立つであろう、デニス・ザイメンの成長を待つ。まずはブレッドロウが復帰するまではバックアップとしてトップチームに帯同。そして12月に18歳を迎えるティーンエイジャーはブンデス4部相当のセカンドチームを主戦場に実践経験を積んでいく。現時点ではまだレンタルの予定はない。それは将来有望な逸材を他クラブに獲得するチャンスを与えないことも理由としてあり、実際過去には同様の形でベルント・レノがレヴァークーゼンへとレンタル。その後に完全移籍してしまった苦い経験がある。
セール・ギラシの例外条項は8月20日まで、ペレアはカイザースラウテルンに断り
その一方でVfBシュツットガルトが5月末に900万ユーロで完全移籍で獲得、さらに2026年まで契約したセール・ギラシに対して、アヤックス・アムステルダム含む様々なクラブの獲得希望リストに載っている模様。特に27歳はギニア人FWはプレミアリーグへの移籍を希望しているようで、契約には8月20日までに行使可能1500万から2000万ユーロの例外条項が付随。なお23歳のコロンビア人FWフアン・ホセ・ペレアは、カイザースラウテルンが獲得を目指すもすでに断りを入れているようだ。