2023/07/27
ホラーバッハ激動の移籍劇:3部からCLクラブ移籍、突如ケルン移籍破談、無償から有償へ…

©︎1. FC Union Berlin
ブンデス3部のクラブから、チャンピオンズリーグ参加のクラブへ。1.FCウニオン・ベルリンはヴェーエン・ヴィースバーデンから、ベネディクト・ホラーバッハを獲得したことを発表した。昨シーズンにブンデス2部アルミニア・ビーレフェルトとの入れ替え戦に臨み、そこで3得点をあげる大活躍でブンデス2部昇格に大きく貢献したアタッカーは、「ウニオンへの移籍でブンデスでプレーするという夢を叶えられた」と喜びのコメント。「それが常に僕の目標だったし、それがいま成長の先として到達することができた。これからチームの成功のために全力を尽くしたい」と意気込みをみせた。なお契約の詳細については通例通りに明かされていないが、おそらく移籍金額は200万ユーロとみられる。
ウニオンのルーネルト競技部門取締役は、「3部のクラブからウニオンという大きなステップアップの意味は誰もが知るところ。それでも彼のもつ対人戦でのスキルやスピード、決断力を兼ね備えたベネディクトは、我々のプレーシステムにうまくフィットすると思うよ。これから楽しませてくれることだろう」と、181cmでFWならば複数でプレー可能な若武者に期待。1860ミュンヘンで育成され、2014年から5年バイエルン、その後シュトゥットガルトにも渡った同選手は、ヴィースバーデン3年目となった昨季に14得点、5アシストを記録。ヴィースバーデンのシェファーSDが「入れ替え戦だけでなく、それ以前から注目されていた選手です。我々は彼のステップアップを阻むことは避けたいと思っていました」と語った。
フリーへケルン移籍の流れが一転、有償でウニオン移籍
そしてその結果で見出した「良い答え」により、前述の200万ユーロとも言われる移籍金を手にすることになるのだが、ただぞれ以前に契約が残されながらフリーで譲り受けていたシュトゥットガルトに、キッカーが得た情報によれば30万ユーロが今回渡ることになる模様。実は本来ホラーバッハの契約はこの夏までだったが、2部昇格で自動更新されたことが両クラブの今回の特別収入につながった。ちなみにケルンとホラーバッハは既に移籍で合意していたと伝えられたが、FIFAからの移籍禁止令が出され、その後にウニオンが合意へと取り付けていた。