ブライトンのウンダフ争奪戦に、ギラシ不透明のシュトゥットガルトも参戦

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　土曜日に行われたボルシア・メンヒェングラードバッハとのテストマッチでは、１−５と大敗するなかで一矢報いるサイラスのゴールを、お膳立てしてみせたセール・ギラシ。レンタル移籍した昨シーズンにシュトゥットガルトの攻撃陣を牽引し、その後に完全移籍で２０２６年までの契約を締結したものの、ただキッカーが得た情報によれば８月２０日までに行使可能な例外条項が付随（１５００〜２０００万ユーロ）。とりわけ昨季は入れ替え戦の末なんとか残留したシュトゥットガルトにとって、チーム得点王の今後の行く末を決められないまま市場の終盤を迎えることは危機的であり、そのため別のオプションにもクラブ首脳陣は目を向けているところ。その先にいるのがかつてブレーメンで育成され、現在はブライトン＆ホーブ・アルビオンに所属するデニス・ウンダフだ。

　TSVハヴェルセ、アイントラハト・ブラウンシュヴァイクII、SVメッペン、ベルギーのロワイヤル・ウニオン・サンジロワーズを経て、昨年にプレミアリーグへと渡った２７歳のアタッカーは、しかしながらプレミア１年目では先発の座を確保することができず、最終的には２２得点、５アシストという歯がゆい結果に。特に来夏のユーロに向けて代表入りをアピールしたいトルコ系ドイツ人選手としては、ワトフォードからジョアン・ペドロ獲得など更なる苦境から脱することを視野に入れ、「夢はユーロの舞台に立つ事。これまで決定力という点ではアピールできていると思うし、もしかしたらドイツでそのチャンスがあるかもしれない。それが僕の夢であり、そのために努力を続けている」とコメント。実際ブンデスリーガや他国のクラブからの関心が寄せられている。ただシュトゥットガルト的には、財政的に決して優位にはいないため苦戦が見込まれるところだろうが・・・。