2023/08/03
シュトゥットガルト:ギラシの後釜?相棒?ウンダフを獲得。ヴァグノマンは9月半ばまで離脱

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既報通りデニス・ウンダフが、ブライトンからシュトゥットガルトに加入することが発表された。1年間の期限付きながら、買い取りオプションも付随。同選手は先月はじめのキッカーとのインタビューの中で、「出場機会の増加が見込めるのであれば」ドイツへの復帰を検討する考えを示しており、それが実際に実行へと格好となる。なおキッカーの得た情報によればレンタル料は70万ユーロ。ヴォールゲムートSDは「様々な国やリーグ、最近ではプレミアでその資質を発揮した、サッカー適齢期にある、ブンデスにすぐ馴染めるであろう選手」の獲得に喜びを見せている。
ドイツのニーダーザクセン州アヒムで生まれたウンダフは、その後ハヴェルセ、ブラウンシュヴァイク、メッペンを経てプロへの階段を駆け上がっていき、2020年にベルギー2部ウニオン・サン=ジロワーズに移籍。ブンデス4部相当85試合(41得点)、ブンデス3部69試合(23得点)に続き、同リーグでも年間17得点を挙げて1部リーグ昇格に貢献。その活躍により2022年1月に移籍金700万ユーロでブライトン入りしていた(シーズン終了まではレンタルでそのままプレー)。しかしブライトンでは思うように事は運ばず、最後の8試合で5得点を挙げるなどクラブ初の欧州リーグ出場には一定の貢献はしたが、シーズンわずか619分の出場では満足できず、また来夏のユーロ参加への望みも繋ぐため移籍を決断している。
ただその確保されるのであろう出場時間が、昨季にシュトゥットガルトのオフェンスを牽引したセール・ギラシから譲り受けるものであるかは、現時点ではまだわからない。今年の5月に900万ユーロでの買い取りオプションを行使して2026年までの契約を締結したセンターフォワードだが、契約には8月20日までに1500〜2000万ユーロで移籍可能となる例外条項が付随。そのため去就を注目されており、その点でウンダフはセンターフォワードを主戦場とするも、ギラシ(187cm)とは異なり178cmでセカンドトップやトップ下でもプレー可能な選手でもある。一方でFWフアン・ペレアのハンザ・ロストックへ移籍。ブンデス2部に1年間のレンタルで、買取オプションについては不明。
シュトゥットガルトが新スポンサーを発表
木曜日にシュトゥットガルトはメインスポンサーとして、パリに本社を置くオンラインベッティングプロバイダー”Winamax”を発表した。年間約700万ユーロ(メルセデス・ベンツ銀行から拠出されていた金額の約半分)を受け取ることになり、「未成年者保護とギャンブル依存症対策に一貫して取り組む」ため、子供用サイズのVfBジャージにはスポンサー名ではなく、「シュトゥットガルト」の文字が入るとのこと。
さらに袖スポンサーとしてはシュトゥットガルトから車で約1時間のギューリンゲンに本社を置き、世界各地でソーラーパークの開発、建設、運営、融資を行っている「hep global GmbH」(約130万ユーロ)、そしてトレーニングキットのスポンサーとしてライン・ネッカー地区のITベンチャー企業「Q-nnect AG」(約200万ユーロ)がそれぞれに明らかとなった。
シュトゥットガルト、ヴァグノマンが9月なかばまで離脱
その一方でシュトゥットガルトに残念な知らせも届いた。ヨシャ・ヴァグノマンが中足骨の負傷のために、シーズン開幕戦を欠場することが明らかに。正確な診断結果はストレス反応だったようで、ドイツ代表にも選出された22歳のディフェンダーは、9月中旬の復帰が見込まれているという。今回の負傷はシーズン後に参加したドイツユース代表にて、U21欧州選手権のグループリーグ最終戦、イングランド戦での敗戦の際に前半14分に負ったものでそのまま交代を余儀なくされていた。
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— VfB Stuttgart (@VfB) August 2, 2023