2023/08/15

マンC:アカデミー・ディクレターに、シュトゥットガルトからクリュッケン氏を引き抜き

©︎IMAGO/Pressefoto Baumann

 マンチェスター・シティはユースアカデミーの新たな責任者として、VfBシュトゥットガルトからトーマス・クリュッケン氏を招聘した。シュトゥットガルトのヴェーレ代表は「トーマスを失うこと、彼の決断を非常に残念に思う。しかしチャンピオンズリーグ優勝クラブでのチャンスを掴みたいという気持ちはよくわかるというものだ」とコメント。「今回の移籍は非常にフェアで友好的な、全ての関係者が納得できるもの、ユースの損にならないようにスムーズに移行させていくつもりだ」と述べており、現時点ではまだ正確な異動の時期は判明していない。「そのために彼と緊密に連絡を取り合っているよ。ここで多くのことを成し遂げ、整ったチームと明確な構造、ビジョンを残していってくれた。クラブを代表して今日までのクリュッケン氏の貢献に感謝したい」

 2019年にシュトゥットガルトに在籍するまではマインツのユースチームで5年間在籍しており、その後はケルン、ヘルタ、ビーレフェルト、ホッフェンハイム、そして今回移籍するマンチェスター・シティでも経験を積んでおり、2000年初頭ではユース監督も務めていた。「世界最高にアカデミーの1つ率いて、これまで続いてきたその素晴らしい仕事をさらに発展させられる、そのチャンスは本当に私の胸を躍らせ、誇りで満たしてくれるものだ」と同氏。「私のキャリアは22年前に、旧マンチェスター・シティ・スタジアムのメイン・ロードから始まった。私を信頼してくれたシュトゥットガルトのすべての責任者に心から感謝している。ここではユースセンターの再編成において常にクリエイティブな自由を与えられ、個人的にも成長することができた」と言葉を続けている。

ルカ・プファイファー構想外、2部ザンクトパウリから関心

 今シーズン最初の公式戦となるドイツ杯初戦、ブンデス4部相当TSGバリンゲンとの一戦の中に、ルカ・プファイファーの名前が見受けられていなかった。当時ブンデス2部SVダルムシュタットから昨夏に加入した26歳のストライカーだが、「残念ながら思惑のようなプレーをここですることができなかった」と、セバスチャン・ヘーネス監督はコメント。あくまで今回のメンバー外は「パフォーマンス上での理由によって」下された判断であり、現在はブンデス2部FCザンクトパウリからの関心が寄せられているところだ。

ルカ・プファイファー構想外、2部ザンクトパウリから関心

 そのため週末に控えるブンデスリーガ開幕戦も、おそらくはプファイファー不在ということになるだろう。そして鼠蹊部の問題にいまだ苦しんでいるコンスタンティノス・マヴロパノスについても同様だ。ファビアン・ブレッドロウ(股関節の問題)やトーマス・カスタラナス(膝)らがチーム練習の大半に参加するなか、同選手はいまだ個別調整に終始。「2週間前から背中に問題を抱えている」とヴォールゲムートSDは明かしており、今回の出遅れによってパスカル・シュテンツェルがひとまず定位置争いでは優位なポジションに立つことになるだろう。そのほかデニス・ウンダフ(膝)、ニコラス・ナルテイ(膝)、ヨシャ・ヴァグノマン(中根足)も不在。

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