2023/08/17

遠藤航、リヴァプールで既にメディカルチェック。移籍成立は間近

©︎IMAGO/Ulmer/Teamfoto

 昨晩に突如として遠藤航が、プレミアリーグの名門リヴァプールFC移籍を目指しているという知らせが飛び込んできた。とりわけブンデスリーガ開幕戦を間近に控えるチームにとって、キャプテンの電撃的な移籍報道は大きな衝撃を与えるものであり、すでに同選手は現地を訪れメディカルチェックも済ませている模様。そして吉田麻也から日本代表主将の後を受け継いだ、そして30歳という節目に念願のプレミアリーグ入りを果たすことになる。選手とクラブとはすでに合意に達しており、クラブ間交渉でもあとは詳細を詰めるのみ。契約を来夏まで残しているベテランの移籍金額は基本金2000万ユーロながら、成果に応じたボーナス次第で2500万ユーロにまで上昇する可能性があり、これは財政面でみればシュトゥットガルトにとって良い取引ということができる。

 ただその一方で2021/22シーズンには最終節の土壇場で起死回生のヘディングシュートを決め、文字通りチームをブンデス残留に導いた「LEGENDO」の愛称でも親しまれるミッドフィルダーの損失という点では、シュトゥットガルトにとって非常に難しいところがあっただろう。ただ本人が希望してきた夢が、ここにきて実現間近にあることをクラブ側としても邪魔だてするようなことはできず、リヴァプール移籍というチャンスはここ数日で突如として浮上してきたものだった。リヴァプールでは今季中盤5選手が移籍しながらも、モイセス・カイセドやロメオ・ラビアらとの争奪戦でともにチェルシーの前に失敗。逆にいえば2ヶ月前から延長の話が出ていたが、移籍市場終了まで見極める遠藤サイドの判断が功を奏したといえるかもしれない。しかしながらシュトゥットガルト側としては、2週間を切ったこの時点で夏の移籍市場で突然重要な局面を迎えることになってしまった。

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