2023/08/21
シュトゥットガルト:遠藤航の穴埋めに、フランクフルトのヤキッチと交渉

©︎IMAGO/Sven Simon
VfBシュトゥットガルトでは先日リヴァプールFCに移籍した、遠藤航の後任候補としてアイントラハト・フランクフルトに所属する、クリスティヤン・ヤキッチに関心を抱いており、すでに交渉も行われている模様。26歳のクロアチア人MFはボランチのみならず、その高身長も活かしてセンターバックとしてもプレー可能なオールラウンダーさも兼ね備えており、2021年夏に母国のディナモ・ザグレブから渡独して以降、これまでドイツで75試合に出場した経験も持ち合わせている。ただ2026年までその契約を残す中で、むしろヤキッチがフランクフルトでの将来性をなかなか見出しにくくなっている要因こそ、まさのオールラウンダーさにみられており、おそらくGKをのぞけばヤキッチが守備的役割でプレーしなかったポジションは無いだろう。ボランチ、4バックでは両サイドバックやセンターバック、3バックなも含めて常に監督から役割を与えられてきた。
「なんといっても彼の持ち味はそのメンタリティと闘争心。非常に重要なファクターだよ」とトップメラー新監督も目を細める一方、「それに加えてポリバレントさという利点もあるが、それは選手とってはあまり都合のよくないことだろうね」と理解も示す。その解決策をシュトゥットガルトに見出そうとしているのだろう。遠藤航がいなくなったダブルボランチの一角でのプレーが期待されているところだ。さらに財政難にあるシュトゥットガルトではコンスタンティノス・マヴロパノスについても同じくプレミア、ウェストハム・ユナイテッドへの売却が迫るなかで、それでも補強策としては当面の出費を避けられるレンタルが検討中。ヤキッチについてもそれは同様のようで、買い取りオプションつきでの1年間のレンタルが検討されている模様。