2023/08/23

シュトゥットガルト、マヴロパノスがウェストハム移籍。逆にSt.ガレンから・ステルギウ獲得

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 遠藤航に続きVfBシュトゥットガルトでは、長年チームの中心選手を担ってきた、コンスタンティノス・マヴロパノスもこの夏にプレミアリーグへと移籍することが明らかとなった。契約を2025年まで残していた同選手はウェストハム・ユナイテッドと5年契約を締結。背番号は15を身につけることになるという。ヴォールゲムートSDはクラブホームページにて、「徹底したそのアスレティックなプレースタイルにより国内外から注目を浴びており、ディノスも我々も彼がギリシャ代表選手として、国際的に活躍する選手に飛躍できたことを嬉しく思っているよ。彼はプレミアに復帰するチャンスを心から望んでいたし、我々にとってもまた金銭的な有益性という側面もある」と今回の移籍について説明。2020年におよそ50万ユーロでアーセナルより迎え入れ、その後に320万ユーロほどで獲得していたシュトゥットガルトは、今回はおよそ2000万ユーロの基本金と成果に応じたボーナスをうけとることになる。

 2018年から2020年1月にガナーズにい在籍していたマヴロパノスだったが、股関節の負傷が長引いたためになかなか定着することができず、まずはブンデス2部ニュルンベルクにレンタル移籍。その後にナポリへの移籍の話ももちかけられていたところ、最終的にシュトゥットガルト移籍を決断していた。これまでブンデス80試合に出場した「この3年間を終えて次のステップに踏み出すときがきた。素晴らしい時間を過ごさせてもらったし、良い思い出がたくさんあるよ」とマヴロパノス。「同僚やコーチ陣、スタッフの皆様に感謝の気持ちを伝えたい。加入初日から家族のように温かく迎え入れてもらい、とても居心地よく過ごすことができた。ここの素晴らしいファンとともにシュトゥットガルトのユニフォームをきて、感動的で幸せなエキサイティングな瞬間を経験することができたよ。ファンの皆様は常に素晴らしい応援おをしてくれたし、それがあるからこそどんな試合でもいかなる可能性もある」と感謝の気持ちを伝えている。

 その一方でシュトゥットガルトはレオニダス・ステルギウを獲得。まずは10万ユーロでのレンタル移籍となるが、契約には200万ユーロでの買い取りオプションも付随した。マヴロパノスと同様に右SBとしてもCBでも起用可能な21歳のディフェンダーだが、シュトゥットガルトとしては時間をかけて育成していく方針で直接の後継者ではない模様。「長く彼をみてきたし、スイス1部やスイスU21代表などで貴重な経験を積んでいるよ」とヴォールゲムートSD。スイス1部ザンクト・ガレンでプロへの階段を上った同選手は、プロでは通算140試合に出場して1得点。スイスA代表でも昨年夏にポルトガル戦で1試合出場している。「シュトゥットガルトのようなクラブと契約できたことは本当に信じられない気持ちだし、とても嬉しいよ」と同選手。2022年にシュトゥットガルトから加入したアコロからも話を聞いているようで、「早くそれを実際に経験できる日が待ち遠しい」と語った。

 

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