2023/08/26
遠藤航の後釜:シュトゥットガルトが左利きのボランチ、22歳シュティラー獲得

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VfBシュトゥットガルトは金曜午後に中盤を強化、TSGホッフェンハイムからアンジェロ・シュティラーを獲得したことを発表した。ヴォールゲムートSDは「非常に才能ある中盤の選手を迎え入れられtあことを非常に嬉しく思う」と述べ、「ここ数日続いた移籍市場の動きにおける、我々にとっては重要なシグナルとなるものだ」と説明。
最近では主将の遠藤航(リヴァプール)とコンスタンティノス・マヴロパノス(ウェストハム)がともにプレミアリーグに旅立っており、その穴埋めとして左利きのボランチに白羽の矢が立たった格好だ。「彼は22歳ながらすでにブンデスリーガとしてのステータスをもった選手であり、そしてまだまだ伸び代ももっているよ」とヴォールゲムートSD。
一方のシュティラーは「ホッフェンハイムから最初にこの話をもらったときに、とにかくシュトゥットガルトに行くしかないと思ったね」と明かしながら、これからともに戦う新天地のメンバーと「一緒にたくさんのことを達成していければと思っているよ。それにそれが必ずできるという確信も持っている。今後も何年にもわたって成功がつづくよう期待しているところさ」と意気込みを見せた。
ミュンヘン生まれのシュティラーはユース時代をバイエルンで過ごしており、その下部チームでは現在シュトゥットガルトで指揮をとる、セバスチャン・ヘーネス監督の下でプレー。そしてそのヘーネス監督がホッフェンハイムに移籍すると、そこにシュティラーもまた追随しそれからブンデス通算47試合に出場。今季開幕戦となったフライブルク戦でも先発メンバーに名を連ねていた。
しかしながらその一方でホッフェンハイムでの立場は確固たるものとはいえず、デニス・ガイガーの負傷離脱が今回の出場の要因の1つ。そのため今回シュティラーが移籍した状況にあってもホッフェンハイムのマタラッツォ監督には中盤のオプションとして、ベッカーやクラマリッチ、トフムク、グリリッチュ、ダマル、サマッセクなど豊富なオプションが控えているところ。なお今回の移籍金額は基本料金として500万ユーロ、さらに成果におうじて最大700万ユーロにまで上昇する仕組みとなっているようだ。
マヴロバノスの穴埋めは?
この夏にウェストハムに移籍したマヴロパノスの穴埋めとして、シュタッハやチョンと同様にバイエルン時代に指導した、クリス・リチャーズの獲得を目指していたものの、選手自身は移籍に前向きながらクリスタルパレスが求める移籍金には応えられていない。そのためベンフィカで育成されこれまでポルトガルユース代表全てでプレーしてきた、トマス・アラウージョの獲得を視野に入れているようだ。同選手は昨季にもFCヒル・ビセンテにレンタルしており成長の場を求めているところだが、こちらでもまた金銭面など厳しい争奪戦が繰り広げられているようだ。
復帰時期見えないヴァグノマン、2週間後の復帰めざすウンダフ
6月のU21欧州選手権GL最終戦にて、足に打撲を受け交代を余儀なくされていたヨシャ・ヴァグノマンは、当初は7月中旬の復帰が見込まれていたものの今に至るまで音沙汰はなく、打撲はその後に中足骨の骨折であったことが判明。非常にデリケートな負傷で再骨折の恐れもあることから、今もなおボールを使わず大事をとっているところ。一方で今夏加入のデニス・ウンダフについては、加入直後に負った膝の外側側副靱帯断裂から個別調整に戻り、およそ2週間ほどでチーム練習合流の見通し。(8月26日追記)
シュトゥットガルト:クリントン・モラとの契約解消
VfBシュトゥットガルトとクリントン・モラは、2024年までの契約を早期に解消することで合意に達した。 22歳のセンターバックは2022年初めにチェルシーから加入するもなかなかそこで自分をアピールすることはできておらず、そのため昨シーズンには再びドイツを離れて、ブラックバーン・ローバーズにレンタル移籍。今年のの夏から再びシュトゥットガルトに戻っていたものの、その時間も長くは続かなかった。(8月26日追記)