2023/09/01

シュトゥットガルト:ソーサがアヤックス移籍へ、トゥールーズのルオー獲得

©︎picture alliance / Pressefoto Rudel

 この夏の移籍市場でボルナ・ソーサは、VfBシュトゥットガルトからの退団を希望するも、クラブ側が求める1000万ユーロを用意するクラブがなかなか見出せず、たとえばセビージャは買取オプションつきでのレンタルを求めるなど、交渉は難航を極めたがついに移籍市場最終日の前日となってその買い手が現れた。木曜日に届いた連絡の主は、昨季までシュトゥットガルトに在籍した、アヤックス・アムステルダムのミスリンタトSD。これによりあと2年契約を残していたシュトゥットガルトは希望額の移籍金を確保することに成功している。

 これまでクロアチア代表サイドバックに対してはバイエルン、チェルシー、バルセロナなど、数々のビッグクラブとの関係が取り沙汰されており、一時その市場価値は2500万ユーロとも。だが実際にそれが現実のものとはなることなく、そのうち同選手は徐々に苛立ちを募らせ、パフォーマンスも低下の一途を辿ることに。そこで救いの手を差し伸べたのが、スウェン・ミスリンタトSDだった。これからメディカルチェックを済ませ、もうまもなくして正式に発表がなされる見通し。

難航したマヴロパノス穴埋めも完了

 それに一足早く正式な発表が行われたのが若手モハメド・サンコーのオランダ帰還(ヘラクレスにレンタル)であり、そしてそれに続く見込みなのがアントニー・ルオーのシュトゥットガルト移籍だ。この夏に移籍したコンスタンティノス・マヴロパノスの穴埋め探しはクリスタルパレスのリチャーズ、ベンフィカのアラウジョ、ウニオンのイェッケルらが浮上するも様々な理由から頓挫。

 しかしこの日FCトゥールーズから22歳のセンターバックを、300万ユーロの買い取り義務付きで迎え入れることに成功。なんとレンタル料は無料で、市場価値が1000万ユーロと考えるとまさに格安。15歳で門を叩いたトゥールーズでは19歳でプロとなり、リーグ・ドゥ80試合以上に出場。昨夏に優勝を果たしてリーグアン昇格。そこで37試合い出場し、さらにカップ戦ではサプライズ優勝も果たした。

アヤックス、クラーセンがインテル移籍間近

 その一方でアヤックスでは元ブレーメンのデイヴィー・クラーセンがインテル・ミラノ移籍間近に迫っており、その30歳のミッドフィルダーの穴埋め役としてモルデFKから、21歳のCMFシヴェルト・マンスヴェルクを獲得。このたびノルウェー人選手とは2028年までの契約を締結した。

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