アヤックスに激震：ミスリンタトＳＤ解任、フェイエノールト戦は暴動で中止

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　日曜夜にアヤックス・アムステルダムは、スウェン・ミスリンタトＳＤの解任を発表した。今年の５月に就任したばかりではあるが、現在は１４位に低迷するなど成績不振に陥っており、ヤン・ファン・ハルスト氏は「広く支持の回復に努めてきたものの、望ましい結果を得るには至らなかった。それは成績不振によるクラブの内外からの動揺にもつながっている。ただスウェンはこれまでの数ヶ月間で、アヤックスのために尽力してくれており、そのことについては感謝の気持ちを伝えたい。ただ今は何よりクラブの成功を最優先に考えなくてはならないんだ」とコメント。ただミスリンタトＳＤを直撃したのは、そればかりではない。

　オランダの国営放送ＮＯＳによればミスリンタト氏は利益相反の疑いが持たれており、2016年に共同設立したサッカーデータ分析会社マッチメトリックスで最近株式を購入した中、今夏に加入したボルナ・ソーサのエージェントが含まれていたのだ。その際にミスリンタト氏も持ち株を３５％に引き上げており、こちらはアヤックスのみならずソーサの所属元であったVfBシュトゥットガルトも調査中であることを明かしている。

大不振のアヤックス、ファンの暴動で試合中止

　そのミスりンタトＳＤの電撃解任の前に、アヤックスでは実際に自身の試合会場で激震が走っていた。フェイエノールトとの伝統の一戦が行われていたものの、前半の時点で０−３とされたアヤックスのサポーターから、フェイエノールトのティモ・ヴェレンロイターの守るゴールエリア付近に発煙筒が２本投げ込まれ、さらに５５分には同じくＰＡに照明弾が飛来。そこで主審は試合の中止を宣言。後日試合続行の判断がくだされるが、ただアウェイファンなしで開催したアヤックスにとっては、このまま敗戦となる可能性もある。

Ajax has ended the collaboration with Director of Football Sven Mislintat with immediate effect. The lack of broad support within the organisation is the reason behind this decision.

— AFC Ajax (@AFCAjax) September 24, 2023