2023/06/03
セルヒオ・ラモス、パリ・サンジェルマンからの退団を発表

©️IMAGO/PA Images
セルヒオ・ラモス(37)のパリ・サンジェルマンでの章が終わります。スペイン人は懐かしく思い返していますが、この取り組みは成功にはなりませんでした。
セルヒオ・ラモスとパリ・サンジェルマンとの時間は、2シーズン限りでピリオドが打たれることとなった。既報通り37歳の元スペイン代表との契約は、この夏をもって満了を迎えることになる。おそらくはリオネル・メッシも、まったく同じ道を歩むことになるだろう。2人に課せられた期待はチャンピオンズリーグでの飛躍であり、たとえリーグ・アンで連覇を果たしたとしてもこのプロジェクトが失敗に終わったことに変わりはない。
優勝を狙ったチャンピオンズリーグでパリ・サンジェルマンは、両選手を擁したこの2年間ではいずれも、決勝トーナメント初戦で姿を消しており、2022年にはレアル・マドリード、そして今シーズンはバイエルン・ミュンヘンの前に敗退を喫していた。長年欧州を代表するセンターバックとして、とりわけレアル・マドリードでのチャンピオンズリーグ優勝など、プレースタイルには異論はあったとはいえ全てを兼ね備えた選手であったことは確か。しかしパリでは負傷などもあり、なかなか本来の力を出しきれなかった。
しかしながらそれでもラモス自身は、このパリ時代に終止符を打つ土曜日のクレルモン戦を心待ちにしているようで、「特別な2年間」への感謝の気持ちを示すとともに、「パリをホームのように感じていた」と強調。「これからは違うユニフォームに袖を通すことになるけど」と言葉を続けている。現時点ではまだその行き先は明らかとなっていないが、レアル時代の盟友クリスチアーノ・ロナウドと同様、サウジへの移籍の可能性が取り沙汰されているところだ。