2023/06/04

レアル:エデン・アザールと契約解消で合意、マリアーノとともに退団を発表

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 レアル・マドリードは土曜日に、エデン・アザールの今季限りでの退団を明らかにした。「レアル・マドリードとエデン・アザールは、2023年6月末日をもって退団することで合意しています」と簡潔な言葉で綴られ、「次のステージでの幸運を祈念しています」と、かつて1億ユーロを投じて迎えられていたアタッカーは、静かな別れの時を迎えている。

 アーセナルFC戦での見事なパフォーマンスで、ヨーロッパリーグ優勝という有終の美を飾って見せたベルギー代表は、2019年に2024年夏までの5年契約でチェルシーFCより加入。しかしながら関係者が期待していたような活躍は見せられることはなく、実際これまで在籍したレアル時代で18試合以上出場したシーズンは1つもない。2021年にアンチェロッティ監督が就任するとその立場を大きく失い、今季お出場試合数はわずか9試合。そのため以前から契約の早期解消を求めていたとされており、それが土曜日に正式に発表された形だ。

 レアルとしては1億ユーロという投資を全く解消できない形での別れを迎えなくてはならないことになるが、ただそれでも少なくともその高額なサラリーについては節約できることに。一方のアザールとしてはまだ32歳という年齢で、キャリアの今後も含めて、今後について自由に決断を下すことができる。

 なお同じく今シーズン限りで退団することになるのが、マリアーノだ。同じく土曜日にクラブ側より発表されており、2011年にレアルのユースチームの門を叩いたストライカーは、その後にセカンドチームを経て、1年間オリンピック・リヨンにレンタル移籍。2016年からは再びレアルに戻ってプレーしてきたが、その役割はほぼバックアップの領域から抜け出せておらず、アザールと同様に今後についてはこちらもまだ未定のままだ。

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