サウジ移籍を望むミトロヴィッチ「もう２度とフラムでプレーしない」

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　以前よりアレクサンダル・ミトロヴィッチはフラムＦＣを離れ、サウジアラビアのアル・ヒラルに移籍することを希望しており、先日にはその所属元より交渉へのゴーサインが出されたことが報じられたところ。母国セルビアのメディアによれば３年契約で、その中で手に擦るサラリーは２５００万ユーロにまでのぼるという。これにより同国代表のセルゲイ・ミリンコビッチ＝サビッチに続き、共に２８歳という最も脂がのっている時期に欧州の舞台から下りることを決断した。

　ただしクラブ間交渉は思いのほかうまく事ははこばず、当初の３０００万ユーロ弱から４０００万ユーロ前後にまで釣り上げた２度目のオファーにも、伝えられるところでは６０００万ユーロを見込んでいたフラム側は拒否。そこで気象の荒さでも知られるミトロヴィッチは激怒したようで、米国遠征への辞退を要望。さらに関係者筋によれば「２度とフラムでプレーはしない」とさえ語っていたという。

　２０１７年にニューカッスルから加入し、一昨季では脅威の４３得点でフラムをプレミア復帰に導き、昨季では１４得点をマーク。昇格組として見事プレミア残留を果たす原動力となっていたのだが、しかしながら両者のサクセスストーリーは思わぬ形で残念な幕切れを迎えようとしている。