2023/07/27
「サッカーよ、ありがとう」ダビド・シルバが37歳で現役引退を表明

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「サッカーよ、ありがとう」木曜日にダビド・シルバは、37歳で決断した現役引退に際して、そう言葉を残した。1分間の映像の中でシルバは、これまでの華麗なキャリアの回想とともにいかに苦渋の決断であったについても吐露。先日には十字靭帯断裂が伝えられたベテランMFは、「今日という日は僕がこれまで人生の全てを捧げてきたことにお別れを告げる時なんだ。」と語った。
エイバルやセルタ・デ・ビーゴなどスペインでキャリアを積み重ねた後、2010年夏にマンチェスター・シティに移籍したスペイン代表は、シチズンズの一員として通算436試合に出場。77得点140アシストをマークするなど、4度のプレミア制覇と5度のリーグカップ優勝、3度のスーパーカップ優勝などをおさめたクラブにとって象徴的存在にまで飛躍。その貢献はレアル・ソシエダ移籍から1年後、エティハド・スタジアム前に同選手の銅像が建立されたことからも示されていた。
巧みなボールテクニックでファンを魅了し続けたオフェンシブプレーヤーは、125試合出場した母国の代表においても大きな足跡を残しており、20歳でデビューしユーロ2008からレギュラーとして活躍。2010年南アフリカW杯では2試合の出場にとどまったが優勝。その2年後のユーロ優勝では再び定位置を確保し2得点、4アシストで貢献していた。これまでプロ通算869試合に出場し156得点、226アシスト、タイトル獲得20を数える偉大なミッドフィルダーの時間は、負傷という形で思わぬ終幕を迎えてしまった。