「開幕２日前に移籍に熱心」なヤイスレ監督解任。アル・ナスル就任へ

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　オーストリア１部王者ＲＢザルツブルクは水曜、マティアス・ヤイスレ監督の解任を発表した。その理由は昨日にメディアで報じられたように、「アル・アハリへの移籍を希望したため」であり、既に移籍に向けた交渉の最終段階に入っている模様。「開幕２日前にあって移籍をこれほど熱心に考える指揮官とともにシーズンに入るわけにはいかない」とクラブ側はコメント。その開幕戦となるアルタッハ戦では、フローレンス・コッホとアレクサンダー・ハウザー両ＡＣが代役を務め、一方で夕方にはヤイスレ監督のアル・ナスル就任が発表されている。

　チャンピオンズリーグの舞台も控える欧州から中東へと主戦場を変える３５歳のドイツ人指揮官は、新天地とは１年延長オプションつきの２年契約を締結した模様で、間も無く開幕を迎えるサウジアラビアでの新シーズンに向けた準備期間では、ブンデスリーガ昇格組ハイデンハイムとのテストマッチも控えているところ。２０２１年夏からザルツブルクで指揮をとり、これまでリーグ優勝２度、国内カップ戦１度の優勝など、平均勝ち点２．２８という素晴らしい成績を残す、欧州から注目を浴びていた青年指揮官の第一章は、このような形で突如終焉を迎えた。

OFFIZIELL: Der FC Red Bull Salzburg hat Trainer Matthias #Jaissle vorerst von seinen Aufgaben freigestellt.

— FC Red Bull Salzburg (@RedBullSalzburg) July 28, 2023